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Martin OOO-18GE(2006年製) |
定番モノから、レアもの、変わりものなどなど。
私のお気に入りのマホガニーを紹介していきたいと思います。
第一弾ということもありますので、無難に定番の「Martin 000-18GE」にしたいと思います。
このゴールデンエラシリーズですが、マーティンの黄金期(ゴールデンエラ)と呼ばれる1930年代の再現を目指したモデルです。
オーセンティックシリーズが出るまでは、マーティンのマホガニーのラインナップでは最上位に位置付けられていました。
それだけに品質、音ともに素晴らしいものがあり、オーセンティックが出た今でも、コストパフォーマンスの高いギターとして、根強い人気を誇ります。
一応、1937年製の000-18をモデルにしているようですが、後に発売されたオーセンティックシリーズなどと比較すると、復刻の度合いは若干弱いです。
あえて言うなら、重箱の隅をつつくような復刻の再現性にこだわるよりも、、、
現代的なセッティングのしやすさであったり、生産性やコストパフォーマンスを高めるための標準化・規格化を狙ったモデルという位置づけですかね。
そういった中で、最大のポイントといえるは、トップにアディロンダックスプルースが使われていることでしょう。
マーティンでは戦前から、アディロンをトップ材として使用していたのですが、材の枯渇に伴い、1946年以降はシトカスプルースが使われるようになりました。
それが、1999年に発売されたゴールデンエラシリーズ「D-18GE」から、通常のラインナップとしてアディロントップを入手できるようになったのです。
それまでは、ヴィンテージを購入することでしか、アディロントップのアコギを手に入れることができなかったわけですからね。
発売当初は売り切れ続出で、試奏することすらできない状況だったそうです。