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岸部眞明さんのライブに行ってきました。

M-Factoryのプリアンプと、LexiconのリバーブLXP-1 岸部眞明さんのインストアライブ@恵比寿ドルフィンギターズに行ってきました。 岸部さんのライブは昨年の夏以来ですかね。 「 岸部眞明さんのライブに行ってきました(2014年) 」 平日にも関わらず、満席でしたので、やはり人気は高いですね。 最近は、中国などで、かなり大規模なライブもされているようですからね。 ライブは二部構成で、一部は岸部さんの名曲&カバー、二部は出る出るいってなかなか出ないニューアルバムからの楽曲でした。 新作は、今までの作品以上に、バラエティに富んだ楽曲が揃っていたので、とても楽しみだなと思いました。 また、岸部さんの楽曲を再録したもの&ピアノアレンジの二枚組の作品を出す企画などもあるようで、これまた楽しみですね。 個人的には、最近、機材関連がとても気になっていて、いろいろチェックをして帰ってきたのでした。 機材関連の話はまたの機会にでも。 いつもよりも、Lexicon LXP-1のリバーブ加減が少なかったので、それが岸部さんのトレンドなのかわかりませんが、Water Roadの素に近い音を聞けてちょっと得した気がしました。

マホガニー図鑑「Harmony Sovereign H1260」③

なかなか曲者のピンレスブリッジ 肝心の音色ですが、、、 レッド・ツェッペリンの「天国への階段」や「レインソング」そのもの です。 あーだこーだ書かなくても、本当にあの音がします。 ですので、CDを聞いてもらった方が手っ取り早いです。 ただ、ギターそのものの音色というと、、、 正直、マーティンやギブソンのような明確な個性というものは感じられません。 それでもあの ジミー・ペイジが、自分が表現したい音を求めて探し出したギター ですからね。 このギターでしか出すことのできない、不思議な魅力があることは確かです。 この音色を、是非、自分の耳で、体で、感じて頂きたいところです。 そういえば、ジミー・ペイジと言えば、チープな独特な響きを求めて「 Danelectro 3021」を発掘したことでも有名ですよね。 ダンエレクトロの場合は、DADGADチューニングとの相性の良さを見出したわけですが。 やはり、彼の音に対する感性、探求心は本当に凄いなぁと、改めて感心してしまいました。 ちなみにですが、、、 私の敬愛するブルースマン「Mance Lipscomb(マンス・リプスカム)」も同じソブリンのH1203というモデルを使用しています。 H1203は、マーティンで言うところのトリプルオーサイズにあたるので、ブルースやラグタイムといった音楽にはどハマりしますね。 でも、ラグタイムなどでミュートをしようとすると、このピンレスブリッジが邪魔をしてミュートできなかったりするのですが(笑) 彼の残した作品は、どれも1960年以降の録音ということもあり、良好な音質でカントリーブルースを楽しめるので、オススメです。 <関連記事> マホガニー図鑑「Harmony Sovereign H1260」① マホガニー図鑑「Harmony Sovereign H1260」② マホガニー図鑑「Harmony Sovereign H1260」③

マホガニー図鑑「Harmony Sovereign H1260」②

日本ではあまり知られていない存在ですが、、、 ハーモニー社は ヴィルヘルム・シュルツによって 1892年に創設。 1974年に倒産するまで、米国では最大規模を誇るギターメーカーだったそうです。 そしてこのSovereign(ソブリン)シリーズですが、、、 ハーモニー社の最高グレードのギター として位置付けられていました。 それだけに、作りもしっかりしているし、材もなかなかのものが使われています。 仕様は、スプルースのトップに、マホガニーのサイドバック。 ボディはちょっと不恰好なジャンボサイズです。 スケールは642mmなので、マーティンのロングスケールに近い長さです。 ナット幅は44.5mm。 また、この当時としては当たり前なのですが、指盤やブリッジはハカランダです。 極めて地味なギターですが、あえて特徴をあげるなら、この ピンレスブリッジ ですかね。 スルータイプのブリッジとも呼ばれたりしますが、弦交換のしやすさや、音色の変化を狙って、こだわっている人もいたりしますね。 ただし、 コスト削減のためか、、、 ヘッドには化粧版すらなく「Sovereign」とデザインされた塗装がされているだけです。 ただ、装飾がほとんどないことは、まぁ良しとしたとしても、、、 ハーモニー社の最高グレードのギターだというのにこの売る気のないデザインは何なんですかね(笑) でも、このチープさこそが、ハーモニーらしさだったりもします。 <関連記事> マホガニー図鑑「Harmony Sovereign H1260」① マホガニー図鑑「Harmony Sovereign H1260」② マホガニー図鑑「Harmony Sovereign H1260」③

マホガニー図鑑「Harmony Sovereign H1260」①

Led Zeppelin / Stairway To Heavenでも使われた「Harmony Sovereign H1260」 ブログの関係上、よく聞かれるのですが、「マホガニーの名盤」って意外と難しいんですよね。 歌モノのギブソンならいろいろ思い浮かびますが、あくまでも歌伴ですし。 さらに、マーティンのマホガニーの名盤となると、D-18が使われた初期のサイモン&ガーファンクルくらいしか浮かびません。 しかも、ギターインストの名演「アンジー」では、あえてハカランダのギルドを使っているという説もありますからね。 ですので、ポール・サイモンとしては、マホガニーの音色がどうしても欲しくて使ったというよりも、歌を邪魔しない音色を求めていたのではないかと。 でも中には、アーティストがマホガニーの音色が欲しくて、こだわって使っているのではないかと思われる作品もあるんです。 それは、、、 「レッド・ツェッペリンⅣ」 です。 誰もが知っている歴史的名盤ですね。 時代を感じさせない作品とはまさにこのことで、44年前の今日、発売されたんですよね。 ※1971年11月8日リリース そして、あの 「天国への階段」のイントロ 。 脳裏に焼きついた アコースティックギターのアルペジオ 。 実はこれ、マホガニーサウンドだったんです 。 ご存じでしたか? ジミー・ペイジのアコースティックギターというと 「Martin D-28」 のイメージがあります。 でも、ここで使われているのは 「Harmony Sovereign H1260」 というギターなんです。 マーティンのようなキラキラした倍音感はなく、独特な透明感と哀愁のあるサウンドが特徴です。 暖かさや軽やかさが特徴とされるマホガニーですが、この透明感や哀愁もマホガニーの魅力のひとつなんですよね。 ジミー・ペイジはこの時期(1971年頃)、ライブやレコーディングでも、既にマーティンを使用していました。 ですので「天国への階段」では、この音が欲しくて、あえてハーモニーを選んだことが推測できます。 そして、次作「聖なる館」での 「レインソング」「丘の向