スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

1月, 2015の投稿を表示しています

ヴィンテージのアディロン・マホを考える その①

アディロントップの「Martin D-18GE」 私は、マーティンのゴールデンエラシリーズで、アディロンダックスプルースとマホガニーの魅力を知ってしまいました。 そうなってくると ヴィンテージのアディロン・マホが欲しい! と考えてしまうのが、人間の性というものですよね(笑) ということで、 ヴィ ンテージのアディロン・マホ探し を今年のもうひとつのテーマにしたいと思います。 早速、調査開始です! 伝統的にマーティンでは、トップ材にアディロンダックスプルースを採用していたんですね。 でも、乱伐によってアディロンは枯渇してしまったので、1946年からシトカスプルースを使うようになりました。 つまり、、、 「 ヴィ ンテージのアディロン・マホ=1946年以前のもの 」 ということになります。 その中でも、仕様違いがいくつかあるので、整理してみましょう。 ①「~1934年」   エボニーロッド、スキャロップブレーシング、12Fジョイント、ナット幅46~47ミリ ②「1934~1938年」   Tバーロッド、スキャロップブレーシング、14Fジョイント、ナット幅44.5ミリ ③「1938~1941年」   Tバーロッド、スキャロップブレーシング、14Fジョイント、ナット幅42~43ミリ ④「1941~1944年」   エボニーロッド、スキャロップブレーシング、14Fジョイント、ナット幅42~43ミリ ⑤「1944~1945年」   エボニーロッド、ノンスキャロップブレーシング、14Fジョイント、ナット幅42~43ミリ ⑥「1945~1946年」   Tバーロッド、ノンスキャロップブレーシング、14Fジョイント、ナット幅42~43ミリ などなど。 これ以外にも、ブレーシング位置や、トップ・プレート・ブレイスの有無、ペグやフレットなどの変更もありますね(1945年のTバーは、過渡期ということもあり、諸説あるようです)。 この中で、私がポイントだと考えているのが「 ロッドの材質の違い 」です。 従来、マーティンでは、 木製のエボニーロッド を採用していました。 それが、スチール弦の流行により、ギターに堅牢性が求められるようになって、1934年に採用されたのが 鉄製のTバー

アコースティックギターの乾燥対策「加湿器」について学ぶ。

マツコの知らない「加湿器」の世界を見る。 ここ最近「 加湿器 」ってブームみたいですね。 なんと、今シーズンだけでも 約200種類 の新製品が作られているそうです。 インフルエンザの予防や、肌の乾燥対策として使われています。 でも、私たちが気になるのは、、、 乾燥によるアコギのトップの割れや、ネックの反り、フレットバリ ですよね。 湿度の目安としては、、、 インフルエンザにかかりにくいのは湿度50%以上 、 ギターに良いとされる湿度も50%程度 とされています。 つまり、加湿器を正しく使えば、ギターにも、健康にも良いわけですね。 これを使わない手はありません! 大きく分けると、超音波式、気化式、ハイブリッド式、スチーム式の4タイプがあるそうです。 傾向としては、加湿力が強いほど、電気代もかかるようですね。 無精者の私には、お手入れ頻度も重要だったりします。 番組で紹介された加湿器はこちら ↓↓↓ 「 マツコの知らない世界 」 でも、ギターは急激な湿度の変化を嫌いますからね。 ゆっくり加湿ができ、常時稼働していても電気料金の安い、超音波式か気化式が家庭でのアコギの湿度管理に向いているなと思いました。 そして、勉強になったのは、設置場所とお手入れの必要性です。 エアコンの風が直接当たる場所は、あまりよろしくないようで。 というのも、加湿器が誤検知して過剰に加湿しようとしてしまうのだそうです。 おすすめはエアコンの真下だそうです。 誤検知を避け、部屋全体に湿度を循環させることができるとのことです。 また、お手入れをしなくては、カビや菌を室内にまき散らすことになってしまうそうですね。 冬場の乾燥は、夏場の高温多湿よりもギターに致命的なダメージを与えるので、注意しないといけません。 ちなみに、洗濯したバスタオルなどを室内干しするだけでも、気化式の加湿器と同じ効果が期待できます。 何も対策をされていない方は、ここからはじめてみてはいかがでしょうか。

今年の目標「39歳からの本格アコースティック・ギター」

あけましておめでとうございます。 突然ですが、実は私、今年で「 39歳 」になるんです。 そして、偶然ですが、昨年、こんな本が発売されたんですよね。 「 39歳からの本格アコースティック・ギター 」 私が心の師と仰いでいる 打田十紀夫 さんの著です。 私が39歳になる直前に、このようなタイトルの本が発売されるとは。。。 騙されたと思って…というと打田さんに失礼かもしれませんが、 リアルに39歳なる私が 、この本を真面目に取り組んで、 どこまで弾けるようになるのか、試してみたい と思いました。 ただ、さすがにこの年になると、学生の頃のような集中力はありませんし、まとまった練習時間を確保することも難しかったりします。 それでも、社会に出ていろいろな経験を積んだ今だからこそ、学生の頃よりも、もっと効率的に学べることもあるんじゃないかと思うのです。 調べてみると「39歳」にあまり深い理由はなさそうなのですが(笑)、これも何かの縁ではないかというところで、 今年はこの一冊をじっくり取り組んでみたい なと考えています。 本年もよろしくお願い致します。