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4月, 2014の投稿を表示しています

チェコ製の仕上げ用ヤスリを購入しました

とあるクラシックギター奏者を参考にして、 私もきめの細かい ガラスヤスリ を購入してみました。 これはチェコ製のものらしいのですが、 実際に使ってみたところ、驚きの効果がありました。 軽く削っただけでも、「 爪の表面が滑らか 」に、 「 きめ細やかになったことがわかる程 」です。 スチール弦では微妙かもしれませんが、 ガット弦では、確かに音が変わるかもしれません。 また、表面がざらついた状態でスチール弦を弾くと、 爪がもろくなり、割れやすくなっていたように感じていましたが、 ギターを弾く前にこのガラスヤスリで整えてやれば、 爪の割れを回避できそうな気がします 。 こればかりは、しばらく使ってみないとわかりませんけどね。 日々のお手入れの大切さを痛感させられている今日この頃でした。

マーティン・ヴィンテージギター・ガイド

昨年、、、 Style 40系モデルを特集したムック本が発売されましたが、その続編がでましたね。 今回は、アコギのスタンダードとも言える「 Style 20系 」です。 個人的には、40系よりも種類が多く掲載されていましたし、頑張れば購入できそうな価格帯のものもあるので、今回の方が楽しめました。 特に、0-28、1-28、2-20といった、「 小さいモデルの特集 」がとても良かったです。小さいモデルのまとまった記事は少ないので、貴重ですよね。 このような小さなアコギは、「 パーラーギター 」などと呼ばれるのですが、ヨーロピアンテイスト溢れるレトロなデザインは、芸術の域に達していますね。本当に美しいです。 私も1800年代のものを何本か試奏したことがありますが、小さなボディから飛び出す「 可憐な響き 」が堪らないんですよね。 その中でも気になったのが、、、 誌面で紹介されていた1850年代の「2-27」だけで録音したという小倉博和さんの「Spring Comes」というアルバムです。 この「2-27」は、マーティンⅠ世によって作成された とのことですが、160年も昔に作られたMartinは、どんな音で鳴り、そして録音されているのでしょうか。 記事はコチラ ↓↓↓ 「 1852年製の「Martin 2-27」の音色を味わう 」 続編は、マホガニーのStyle 18になることを期待しています!

打田十紀夫&ステファン・グロスマンのライブに行ってきました。

南澤先生の「ソロ・ギター」に感化されてはじめたこのブログですが、 私が心の師と仰いでいるのは、実は「 打田十紀夫 」さんなのです。 残念ながら、塾生ではないし、お会いしたいこともないのですが、 あのオヤジギャグもプロレスネタも含め、尊敬しています。 当然のことながら、難しすぎて演奏できない 打田先生の教則本やDVDもほとんど持っています。 そんな打田先生のライブに行ってきたというお話です。 昨年リリースされたアルバム「Between Two World」のツアーで、 ステファン・グロスマン氏との共演が見どころなのですが、 この日はゲストとして、大久保初夏さんが参加されていました。 ブルースあり、ラグタイムあり、笑いありの楽しい3時間を 過ごすことができました。 やはり、ホンジュラスマホガニーを使用した打田十紀夫モデル 「SC-123U」が気になりましたね(画像左)。 ジャイアント馬場さんの誕生日1月23日にちなんだというネーミングですが、 気になったのはもちろんそこではありません。 若いマホガニーらしい、軽やかでみずみずしい音色が印象的でした。 中低音が主張しておらず、カントリーブルースやラグタイムにあっていました。 透明感のある中高音域を活かしたギターソロは美しかったです。 ちなみに画面右はYokoyama Guitarsですね。 一方、ステファン氏は、トレードマークとも言えるフランクリンでしたね。 ローズウッドのモデルで、モデル名まではわからなかったのですが、 幅が広いジャンボモデルで、これもまた深くてダークで良い音色がしていました。

ソロギターのしらべ「スタジオジブリ作品集」

自分でも意外だったのですが、 「 ソロ・ギターのしらべ スタジオジブリ作品集 」 にはまっています。 ジブリ映画では、 ポップス、クラシック、ジャズ、童謡、民謡など、 様々なジャンルの音楽が使われていますよね。 それらをどのようにソロ・ギターアレンジするのかと 思っていたのですが、どの楽曲も素晴らしい出来栄えで、 あまりの完成度の高さに驚かされてしまいました。 この楽譜では、 「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」といった 幻想的な世界観を描いたもの、 「となりのトトロ」や「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」 といった日本的な旋律をテーマにしたもの、 「紅の豚」や「ハウルの動く城」での 古き良き映画音楽的なものなど、 バラエティーに富んだ選曲となっていますので、 この一冊を弾いているだけでもなかなか飽きません。 個人的には、「魔女の宅急便」がお気に入りだったりします。 また、映画に使われた音楽ということもあるんですかね。 演奏している時に、映像をイメージしやすいことも 楽しく練習できる理由かもしれません。 ジブリ作品にはあまり興味のなかった私ではありますが、 この楽譜の影響で、久しぶりに映画が見たいな という気持ちにさせられました。 本当に良い楽譜ですね。

サイドバック材としてのマホガニーを考える。

マホガニーのサイドバック アコギのサイドバック材には、マホガニーとローズウッドが多く使われています。 それぞれの音の傾向ですが、、、 マホガニーは、「 軽くて軟らかい素材 」です。 そのため、傾向としては「 軽やかで暖かい音色 」が特徴となります。 一方、ローズウッドは「 重くて硬い 」素材です。 音響特性に優れ、「 深い低音と、煌びやかな高音 」が特徴になります。 どちらを選ぶかは、好みの問題ですし、結局は、どのような音楽に演奏したいのかによるのですが、私のブログでは当然のことながら、マホガニーをお薦めします。 マホガニーの種類については、以前にも記事にしています。 ↓↓↓ 「 赤い黄金:マホガニー 」 現在手に入るものの中では「 オオバマホガニー 」が最高品質とされていますね。 特に、アコースティックギターの世界では、ホンジュラスで採られたオオバマホガニーを「 ホンジュラスマホガニー 」と呼んでブランド扱いしていますね。 ただ、マホガニーは、個体差の大きい素材ですので、木目だけで見分けることは難しく、とりあえず弾いてみないとわからないというのが正直なところです。 また、マホガニーは、経年による音色の変化も大きいです。 ブルースやラグタイムに合いそうな「 枯れた音色 」に変化するものもあれば、ソロ・ギターに使えそうな「 甘くて官能的な音色 」に変化するものもあります。 それだけに、じっくりと自分にあったマホガニーを探す必要があります。 それもまた、マホガニーの醍醐味だと考えています。