一方、木材の世界では「赤い黄金」と呼ばれるほど、
最上級の木材としてマホガニーは取り扱われています。
そのため、乱伐が横行し、マホガニーは枯渇してしまいました。
マホガニーを巡る最近の動きとしては、、、
2001年にブラジル政府がオオバマホガニーの伐採を停止したことから、
最近では、ペルーがマホガニーの輸出国として脚光を浴びていたのですが、
そのペルーでさえ、既に枯渇してしまったそうです。
つまり、、、
「良質なマホガニーは、もう手に入らない」のです。
それにも関わらず、世の中には「マホガニー」と呼ばれるものがたくさんあります。
どうしてなんでしょう。
調べてみると、生物分類学上でマホガニーと呼べるのは、
センダン科マホガニー属の3種類だけのようです。
最上級の木材としてマホガニーは取り扱われています。
そのため、乱伐が横行し、マホガニーは枯渇してしまいました。
マホガニーを巡る最近の動きとしては、、、
2001年にブラジル政府がオオバマホガニーの伐採を停止したことから、
最近では、ペルーがマホガニーの輸出国として脚光を浴びていたのですが、
そのペルーでさえ、既に枯渇してしまったそうです。
つまり、、、
「良質なマホガニーは、もう手に入らない」のです。
それにも関わらず、世の中には「マホガニー」と呼ばれるものがたくさんあります。
どうしてなんでしょう。
調べてみると、生物分類学上でマホガニーと呼べるのは、
センダン科マホガニー属の3種類だけのようです。
- キューバマホガニー
- オオバマホガニー(ホンジュラスマホガニー)
- メキシコマホガニー
しかもこれらには、輸出規制がかけられているため、
現時点でマホガニーは、既に入手困難なはずなんです。
ということは、、、
世の中に出回っているマホガニーの大半が、
実は「なんちゃってマホガニー」だったということなのです。
ここで、ちょっと気になったので、
マホガニーと呼ばれる材の比重を調べてみました。
- アフリカンマホガニー(0.46~0.50)
- フィリピンマホガニー(0.51~0.56)
- オオバマホガニー(0.51~0.63)
- サペリマホガニー(0.64~0.71)
- キューバマホガニー(0.72~0.80)
比重だけで音が決まるわけではないのですが、
ローズウッドは0.72~0.80、ハカランダは1.01~1.12ということからも
この「軽さ」がマホガニーの音色のポイントだということがわかります。
ローズウッドは0.72~0.80、ハカランダは1.01~1.12ということからも
この「軽さ」がマホガニーの音色のポイントだということがわかります。
また、なんちゃってとは言っても、テイラーが採用しているサペリは、
同じセンダン科ですし、オオバマホガニーと比重や特性が似ているので、
良い代替材だということがわかりますね。
でも、フィリピンマホガニーに至っては、見た目こそ似ていますが、
ラワンに近い別種だったりしますし、
「マホガニーと呼ばれる木材の中で最も粗悪なもの」
と評価する人さえいるアフリカンマホガニーを
当然のようにマホガニーとして使用しているメーカーもあるようなので
注意が必要です。
この辺が、マホガニーの評価が上がらない理由なのかもしれません。