ネックリセット後の「Martin 00-18(1953年)」のサドル ネックリセットしてから、半年ほど経過しましたので、現在の状況をご報告したいと思います。 リセット直後の感想は、、、 音の粒立ちやエッジ感が向上 若干甘かったピッチ(音程)が正確になったような・・・ 6本の弦のバランスが明らかによくなった 箱鳴り感は減少、、、 といった感じでした。 それが、半年ほど弾き込むことでどう変わったのか。 箱鳴り感が復活どころか、アップしてきました!!! 音の遠達性が向上したようなしないような・・・ アディロントップらしい、太さ濃さがより前面に!!! といったところでしょうか。 個人的に一番うれしかったのは、箱鳴り感が強まったことで、よりトップの材質の特性が出てきたのかなという点です。 苦労して見つけたレアな50年代のアディロントップの個性がより強調されてきたので、とても満足しています。 音の遠達性は、弾き込んだことで音量が増えてますので、気のせいかもしれませんが、感覚的には遠くまで届いている気がします。 ネックリセットのお値段の高さはなんとも言えませんが、かなりの効果があると感じました。 逆を言うと、ネックリセットされたヴィンテージっていうのは、かなり狙い目だということを学んだとも言えます。 それと、これから先のことを考えても、ニカワでのネックリセットができる技術力の高いリペアマンを見つけておくのも良いかもしれませんね。 ニカワを取り扱えるということは、技術力や経験が十分にあるという証でもありますので、他の部分のリペアも安心してまかせられますからね。 いずれにせよ、セットアップの重要性をあらためて再認識させられました。
マーティンのアコースティックギターの話題を中心に、マホガニーの魅力について語るブログです。