ブログを丸12年やってきて、初めて、この定番企画にチャレンジですw
いや、正直言うと、生音にこだわるアコースティックギターのブログとしては、そんなに毎年買ってよかったもの、おすすめしたいものなんてないんですよね。
マーティンが1833年に創業してから200年近い年月が経っているわけでは、さすがに画期的な発明なんて難しいと思うんですよね。
元も子もない話をしちゃうと、ブログをはじめてから本当に凄いなと思った技術革新は、Collingsのトラディショナルシリーズと最近のヒルカントリーシリーズくらいと思っていますからね。
これも新しい技術と言えるものではないと思いますが、ついにヴィンテージギターを凌駕するほどのギターを偶然ではなく必然的に作れるようになったんだなと、私は驚いたわけです。
まぁ、本当はアフィリエイトでもはじめて、皆さんに商品を買っていただき、収益が上がれば私的には嬉しいところではあるのですが、Amazonでおすすめできるものなんて、どこで買っても同じ品質のマーティンとダダリオの弦くらいだと思っていますからね。
もちろん、エレアコにまで領域を広げればいろいろな新製品はあると思いますが、アナログな技術に関しては特段の進化は見られず、デジタルな技術に関してもモデリングなど一定の進化はみられたものの、生成AI技術を駆使してこれから作られるであろう製品で一旦頭打ちになるのかなぁと予想しています。
つまり、今時点で自信をもっておすすめできる、購入すべき新製品ってなかなかないなぁと言うのが私の考えなんですよね。
と、前置きが長くなってしまったのですが、ここから先が本編ではあるのですが、きっと皆さんから全く共感を呼べないであろう製品紹介となります笑
しかも、アコースティックギターに関する話ではなく、楽器やオーディオ寄りの製品なので尚更興味が湧かないかもしれませんが、、、
今回ご紹介するのは「Strymon PCH」で、楽器演奏者を想定して作られたヘッドホンアンプとなります。
Strymonと言えば超高級エフェクター・ブランドとして有名で、皆んな誰もがペダルボードに並べたい、そんな憧れのエフェクターメーカーですよね。
まぁ天邪鬼の私としては、みんなが使いたがるエフェクターなんて使わないぞと心に決めていたりもするのですが(マーティン、コリングスを愛する私が言うのもアレですがw)
で、ストライモンの新製品となると、その製品が良かろうが悪かろうが、こぞってYouTuberの皆さんが取り上げて視聴者を煽りまくる流れになるなんですが、、、なぜか、この製品に限ってはガン無視されている状況。
そう言う製品に限って私のアンテナが反応するのも面白いなと思いまして、あえて取り上げてみました。
実はヘッドホンアンプを探し続けていたんですけど、なかなか良い製品に出会えず悩んでいたんですよね。
そりゃお金出せばいくらでも良い製品はあるのですが、どうせならアコギにお金を使いたい人なので、そこそこの値段で高品質なものを探していたわけです。
で、ようやく納得のいくレベルのヘッドホンアンプ「Strymon PCH」に巡り合ったというわけです。
肝心の音質ですが、これが本当に凄くて、まさにど真ん中のモニターライクな音色。
この「モニターライク」という単語についても言いたいことがたくさんあるのですが、一旦置いといて、、、
いつも聞き慣れたLed Zeppelnでサウンドチェックをしてみましたが、楽器そのもののリアルな音色はもちろんのこと、、、
楽器をやっている人であればわかるであろうアンプの「ジ〜ッ」とさ「サー」といったノイズや、ドラムのキックペダルが軋む音、スタジオならではのドライな残響音など、、、
まるで自分がスタジオにいるかのような音が聞こえてくるわけです。これこそが私が求めるモニターライクな音だと痺れたわけです。
それは、決して無機質なつまらない音ではなく、まるで自分がスタジオでモニタリングしているかのような音なんですよね。
正確には、ヘッドフォンアンプがヘッドホンの性能を引き出してくれたということなのかもしれませんが、まさに求めていた音を手に入れられたわけです。
ちょっと自分の熱量が凄いので次回も続きます笑
