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1970年製の「Martin 00-45S」の音色を味わう。

全くの守備範囲外なのですが、森山良子さんの「フォークソングの時代」を購入しました。 福山雅治さんの『魂リク』に引き続き、これまた使われているギターが凄いんですよね。 しかも、ギタリストとして山弦の小倉博和さんが参加しているんです。 さらにそれが「 e-Onkyo 」から、 24bit/96kHzのハイレゾ音源 で入手できるんです。 ということもあって、思わず買ってしまいました。 使われているメインギターは、森山良子さんは愛器の1970年製の「Martin 00-45S」。 小倉博和さんは1908年製の「Martin 00-45」と、どちらも極上のヴィンテージマーティン。 1970年製の方はジャーマントップに、インディアンローズウッドのサイドバック。 1908年製の方はアディロントップにハカランダのサイドバック。 さらに、12フレットジョイントのダブルオーという通好みな仕様から飛び出す音色は、ヴィンテージフェチには堪らないものがあります。 これ以外にも、1939年の「Martin 000-42」や、ドレッドノートを15/16サイズに縮小した「Seagul M.Shiozaki Ogura Custom」なども使われているようです。 興味のある方は、是非、ハイレゾ音源で試してみて下さい。 こちらから試聴もできます。 「 森山良子/フォークソングの時代 」 <関連記事> 1852年製の「Martin 2-27」の音色を味わう。 1930年製の「Martin OM-45」の音色を味わう。 NHKの音楽番組「The Covers」に福山雅治さんが出演!

ハンドクラフトギターフェス 2015に行ってきました(前夜祭②)

4.WATER ROAD 増田明夫 (群馬県) 岸部眞明さんの使用で有名ですね。 WATER ROADというと、ハカランダというイメージがあったのですが、これはマホガニーのモデルでした。 「トラトラトラ」がコンセプトだそうで(笑)、トップにはトラ目のジャーマンスプルース、ピックガードにもトラ目の美しいマホガニーが使われていました。 これは装飾を抑え、価格を抑えたモデルだそうですが、シックな感じが逆に高級感を醸し出しているようにさえ感じられました。 終了後、トップ材やサイドバック材の考え方など、いろいろなお話が聞けてとても勉強になりました。 ソロギターでのマホガニーということでは、最有力の一本になるかもしれません。 音のバランス、演奏性、芸術性が揃った、本当に素晴らしいギターでした。 5.SEAGULL 塩崎雅亮 (愛媛県) 巨匠、塩崎さんです。 今回のギターは、1938年のMartin D-18を31/32サイズで作ったものでした。 この31/32サイズですが、身長180cmの人が持つドレッドノートを身長174cmの人が持った場合の比率に換算したサイズだそうです。 つまり、大きくて弾きにくいドレッドノートを日本人サイズに作ったギターというわけですね。 ブレーシングも、オリジナルのサイズを忠実に縮小しているんだそうです。 また、スケールはショートスケールよりも短いサイズだそうですが、弦のテンションが下がらないように調整しているそうです。 トップは赤蝦夷松、サイドバックはマホガニー。 音はマーティンですね(笑) ⑥SUGI CRAFT 杉田健司 (富山県) 仕様がとにかくマニアックで、正直、記憶しきれませんでした(笑) 詳しくはフェスで確認して頂くとして、、、 サイズはだいたいトリプルオーくらいだそうです。 トップがジャーマンスプルースに、サイドバックがホンジュラスローズウッド。 ネックの塗装や、カッタウェイ、装飾などなど、こだわりが入りまくってますね。 音の分離、粒立ち、素晴らしかったです。 とても独創的なギターで、手工ギターマニアから愛されているのも納得です。 そして、いよいよ明日は本編のフェスですね!

ハンドクラフトギターフェス 2015に行ってきました(前夜祭①)

ハンドクラフトギターフェスの前夜祭@恵比寿ドルフィンギターに行ってきました。 突然ですが、これ、素晴らしい企画です!(非公式らしいですが) 日本を代表する6名のルシアーが、新作ギターを1本ずつ紹介し、それをプロのギタリストである 古川忠義氏さんが試奏するんです。 しかも、古川さんがそのギターに合うと感じた楽曲を演奏してくれるんですよ。 いやー、贅沢な企画ですよね。 熱気あふれるフェスの会場も楽しいのですが、ギターの音色を楽しむのであれば、こういった環境の方が望ましいですからね。 お客さんが多かったこともあり、基本はマイクで集音し、PAを通した音だったので、ちょっと残念だなと思っていたのですが、生音コーナーもあったりして、そのギターの持つ個性をとても堪能することができました。 1.KEYSTONE 西 恵介 (東京都)  マーティンよりはひとまわり大きいダブルオーサイズ。 12フレットジョイントで、カッタウェイありのロングスケールでした。 トップはジャーマンスプルース、サイドバックにはマホガニーとインディアンローズウッドの中間と言われているサチャローズウッド。 ガットギターにも通じる、クラシカルな響きがとても印象的でした。 2.TODA GUITARS 戸田真次 (滋賀県) トップはジャーマンスプルース、サイドバックはハカランダ。 見た目の特徴は、サテンフィニッシュと独特なサウンドホールがインパクトありますね。 そして最大の特徴は、ファンフレットという扇状に傾斜のついたフレットの打ち方です。 ファンフレットにすると、1弦側はショートスケールくらい、6弦側はロングスケールと同じくらいの弦の長さになるそうです。 つまり、1弦側の高音弦は音が太くなり、6弦側の張りのある力強い低音がでるというわけですね。 緻密な理論と設計と、それを形にする技術力。 これも手工ギターの楽しみ方の一つですね。 3.KAMEOKA GUITAR 亀岡隆之 (愛媛県) 実は今回、一番興味があったのがこの亀岡ギターでした。 押尾コータローさんが使われていることで知られていますが、あまりショップでみかけることがないんですよね。 このギターのコンセプトは「音でやりたいことは全部やる」との...

中川イサト&ザビエル大村のライブに行ってきました。

遅くなってしまいましたが、先月、イサト師匠のライブに行ってきました。 イサト師匠といえば、日本におけるアコギインストの草分け的存在であり、私の尊敬する岸部 眞明さん、押尾コータローさんの師匠なんですよね。 ライブは二部構成となっていて、一部はザビエル大村さん、二部はイサト師匠が中心となって、ソロあり、デュオあり、インストありの2時間でした。 イサト師匠は、デビュー45周年を記念して作られた「1310モデル」を使われていました。 トップはイタリアンアルパインスプルース、サイドバックはローズウッド。 カッタウェイ付きのトリプルオーサイズです。 1930年代のシェイドと呼ばれるマーティン社独自の塗装を再現していたり、ストリングベンダーが付いていたりと、こだわりのモデルでした。 アコギのストリングベンダーは初めて見ましたが、随所で心地よいチョーキングを決めていました。 右の二本がザビエル大村さんの使用ギター イサト師匠は、日本的な音色を求め、琴や三味線といった伝統的な弦楽器を研究されたそうです。 日本古来の弦楽器はどれもサステインが短いので、その音色を再現するならガットギターを使えば簡単なんだけど、それではつまらないので、なんとかしてスチールギターでそれを再現したいと。 いろいろ試して辿り着いたのが、サドルに両面テープを張るという荒業だったそうです。 本当に不思議なんですが、両面テープによって弦の振動が適度にミュートされることで、日本的な響きがうまれるんです。 この遊び心とチープさがイサト師匠っぽくていいですよね。 「オレンジ」「Water Is Wide」といったインストの名曲も演奏してくれましたが、全体的には歌モノが多かったですね。 特に、ラストナンバーの高田渡さんの「生活者の歌」は心に沁みました。 相棒のザビエル大村さんもなかなかの腕前。 ブルースやラグタイムが得意なようで、スケールの大きなリードプレイがとても印象的でした。 コテコテの関西系のノリで、師匠との掛け合いもなかなかのものでした(笑) ザビエルさんは鷲見ギターを使われていましたね。 画像左がイサト師匠、右がザビエル氏の使用機材 そして、最近、気になりはじめている使用機材です。 <中川イサト>  ・AER Dual Mix(DI / イコライザー)  ・Digitec...

マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その④

'50年代はノンスキャロップブレーシング ハカランダ指盤、ブリッジとともに、 戦前の仕様と大きく異なるのが、ブレーシング です。 ダブルオーの場合、フォワードシフトはないのですが、ドレッドノートなどと同じで 1944年までがスキャロップあり、それ以降がノンスキャロップ です。 ここで疑問なのですが、最初から鳴りのいいスキャロップよりも、十分に乾燥し、弾き込まれたノンスキャロップの方が良いとする方もいらっしゃいますが、それは本当でしょうか。 当然のことながら、構造上、振動効率という点では、スキャロップの方が有利です。 より効率的にならすために、スキャロップしている(削っている)わけですから、鳴って当たり前です。 ですので、いくら乾燥しようが、弾き込まれようが、条件が同じであれば、スキャロップの方が鳴ります。 でも、意図的ではないにしろ、適度に振動が抑えられたことで生じる、単音での芯の強さと、ストロークでのまとまり感は、ノンスキャロップでしかだせないものです。 つまり、スキャロップの有無も、優劣ではなく、個性の違いと捉えるべきですね。 個人的には、 マホガニーサイドバックの明るくて爽やかな特性を伸ばしいる ように感じています。 そして、ブリッジプレートにはメイプルが使われています。 プリウォーマーティンの復刻で有名なジム・メリルも、100年以上経った古いメイプルを使用している と聞いたことがあります。 それだけに、ブリッジプレートはこだわりたいポイントですよね。 ちなみにマーティンでは、ギターの強度を高めるため、ブリッジプレートを1968年にメイプルからローズウッドに変更しています。 でもこれが、トップの振動を悪化させる原因になってしまったんですよね。 マーティン社もそのことを公式に認めていて、1988年からメイプルに戻すことになります。 とはいっても、’70年代の音が悪いのかと言われると、必ずしもそういうわけでもないので、これもまた個性の違いと捉えるべきなのでしょう。 ヴィンテージとしての熟成度、ギターの堅牢性、そして仕様の貴重さ 。 「 使えるヴィンテージ 」として‘50年代というのはやはり魅力...

マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その③

貴重なハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)で作られたブリッジ '50年代の仕様では、 ブリッジと指盤にはハカランダが使われています 。 プリウォーではエボニーが使われていたので、ここは'50年代と違うところですね。 音の傾向としては、 材の密度や重さが影響しているのか、エボニーよりも、ハカランダの方が柔らかくて軽やかな印象を受けます 。 Style 18のダブルオーやトリプルオーは、1935年頃からエボニーからハカランダへの移行がはじまり、1940年頃には移行が完了したとされています。 一方、ドレッドノートでは、1946年までエボニーが使われていました。 ちなみにStyle 18では、エボニーからハカランダに変更されましたが、Style 28では継続してエボニーが使われていました。 きっと、 意図的に素材を使い分けることで、サウンドキャラクターの違いを作り出していたのだと思います 。 そのことからも、この仕様がマーティンの目指したStyle 18の完成形と言えるのかもしれませんね。 このハカランダブリッジ・指盤ですが、1969年のブラジル政府によるハカランダの輸出禁止に伴い、ローズウッドに変更されることになります。 ですので、ハカランダがとても高価な材となってしまった今としては、ある意味、戦前のものよりも貴重な仕様と言えるかもしれませんね。 ちなみに、‘70年代の初頭くらいまでは、ハカランダが使われているものがありますので、興味のある方は探してみて下さい。 <関連記事> マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その① マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その② マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その③ マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その④ ヴィンテージのアディロン・マホを考える その① ヴィンテージのアディロン・マホを考える その② ヴィンテージのマーティンを考える('50年代編) ヴィンテージのマーティンを考える('60年代編)

マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その②

'50年代のレアなアディロントップ 近年もののアディロンダックスプルースは、木目の広いものが多いように感じています。 そのため、アディロンを探す時に、目の広さで見分けている方もいらっしゃるかもしれません。 でも、 戦前から'50年代頃にかけて使われていた材は、目の詰まったものが多い んですよね。 そのため、色合いや雰囲気だけでもなんとなくわかるのですが、木目だけでは断定できないものもあるので注意が必要です。 わかっていてもあえてアディロンダックスプルースと記載しない専門店もあるくらいですからね。 でも、実際に弾いてみれば、すぐに違いがわかると思います。 また、アディロンは目の広い方が、倍音やサステインが豊かで良いとする方がいます。 昔はなるほど、そういうものなのかと思っていました。 でも、たくさんのアディロントップを試奏するうちに、それは必ずしも正しい表現ではないと思うようになりました。 実は、Sakata Guitarsの工房訪問で、たくさんのアディロンをタップトーンさせて頂いた時にも感じていたんですよね。 それは「 木目によって、周波数特性が異なる 」のではないかということです。 ↓↓↓ 「 坂田さんの工房訪問 その③ 」 あくまでも傾向ですが、 目の詰まったものは硬質で高音域に特性があり、目の広いものは柔らかくて中低域に特性がある と感じています。 ですので、倍音という一言だけでは、その特性の違いを正しく表現できていないと思うのです。 私の場合は、ソロギターで映える美しい高音域が欲しいので、硬質で目の詰まったものが向いているのかもしれません。 逆に、迫力のある低音を求める方であれば、目の広いものが良いかもしれませんね。 つまり、優劣ではない ということです。 ただ、目の詰まったものは、鳴りはじめるまでに時間がかかると言われています。 坂田さんは「音が開くまでに時間がかかる」と表現されていました。 個人的には、そもそもアディロントップは鳴りすぎるくらいよく鳴るので、あまり鳴りにこだわる必要はないと考えています。 それよりも、 音色(周波数の特性)を...

マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その①

アディロントップの「Martin 00-18( 1953年製) 」 ついに念願だった「 ヴィンテージのアディロントップ 」を手に入れました。 50年代のアディロントップのギターでJ-Guitarなどで見かけていたのは、シングルオーサイズが多かったのですが、幸運なことに、私の好きなダブルオーサイズを見つけることができました。 というわけで、マホガニー図鑑の第三弾として、その1953年製の「Martin 00-18」を取り上げたいと思います。 マーティンの「00-18」の歴史は1898年にまで遡ります。 でも、この当時の00-18は、サイドバックにローズウッドが使われていたそうです。 そのため、現在と同じマホガニーがサイドバックに使われるようになった1917年をそのはじまりと考えるべきかもしれません。 歴史のあるクラシックギターとほぼ同じ形状、サイズということもあり、 シンプルかつ、洗練されたボディの形状はとても美しく感じられます 。 そして特筆すべきは、 低音域から高音域までのバランスに優れ、粒立ちのはっきりした明瞭な音色。 さらには、 レスポンスの速さ、そしてそのサイズからくる抱えやすさ、弾きやすさ などから、これを マーティンギターの完成形 と言う人もいるほどです。 この「00-18」ですが、最大のポイントは、 トップ材にアディロンダックスプルースが使われている ことです。 アディロンは、音の太さ、粘り、コシの強さなどに特徴があり、特に マホガニーのサイドバックとの組み合わせでは抜群の相性 をみせます。 しかしながら、その軽くて強い特性から、戦時中に飛行機の部材としても使われていたため、乱伐によって材が枯渇してしまい、1946年以降は安定供給が見込めるシトカスプルースに変更されたのです。 そのため、この「00-18」も本来であればシトカスプルースが使われているはずなのですが、 50年代以降でもごく稀にアディロンが使用されている ものがあり、今回は幸運にもそんな一本に巡り合うことができたというわけです。 そんな貴重なアディロン・マホを紹介していきたいと思います。 <関連記事> マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)...

1930年製の「Martin OM-45」の音色を味わう。

ジャケットは、「Martin OM-45(1930年製)」のサウンドホール! 先月、22年間続いた福山雅治さんのオールナイトニッポンが終了しました。 実は私、福山さんのラジオのヘビーリスナーだったんですよね。 振り返ってみると、私が福山さんのラジオを聞き始めたのは、1995年のことでした。 ちょうど私が上京して、大学に通い始めた頃のことです。 ですので、放送が中断していた時期もありましたが、かれこれ20年近くラジオを聞いていたことになります。 福山さんご自身も、福岡から上京されてきたこともあり、当時の私の中で何か共鳴する部分があったのかもしれません。 ラジオでの気取らない姿や、天才的な下ネタ、そして弾き語りに励まされ続けてきた20年間でした。 今回は、その人気コーナー「魂のリクエスト」がCD化され、購入しましたよという話です。 それほどのヘビーリスナーだったのにも関わらず、実は今まで、福山さんのCDを購入したことはなかったんですよね。 ファン失格ですよね(笑) でも、今回に限っては、買わなくてはならない理由があったのです。 それは「 使われているアコギが物凄い 」からなんです。 実は、ここ一年くらいだと思うのですが、福山さんもヴィンテージギターに嵌っているんですよね。 よく、お茶の水界隈で、大人買いをされているとの風の噂は伝え聞きますが。。。 テレビ出演時などでも、さりげなくプリウォーを使っていたりもするのですが、この「魂リク」では、以前にも紹介した「 1930年製のMartin OM-45 」を使っているのです。 関連記事 ↓↓↓ 「 1852年製のMartin 2-27の音色を味わう 」 そんな貴重なギターの音色を最新の録音で楽しめてしまうんですよね。 弾き語りということもあって、歌がメインではありますが、それでも十分に極上のヴィンテージサウンドを味わうことができます。 ラジオでも、ヴィンテージを使って弾き語りをすることはあったのですが、録音があまり良くないことも多かったので、本当に嬉しい限りです。 この作品を通して、ヴィンテージサウンドの素晴らしさを少しでも多くの人に知ってもらえればなと思います。 福山さん、20年間、本当にお疲れ様でした。 <関連記事> 1852年製の「Martin 2-27」の音色を味わう。 1970年製の「...

ギタリストの爪の乾燥対策(2014-15年シーズン総括)

ニベア(青缶)と爪ヤスリ 思い起こせば、昨年の今頃。 爪弾きをはじめたものの、爪が割れてばかりで、困っていたんですよね。 ↓↓↓ 「 ソロ・ギターをはじめてから変わったこと 」 あれから一年。 今シーズンは、12月に一度、ヒビが入った程度で済みました。 しかも、ギターが原因ではなかったので、今、私が行っている対策にある程度の効果があったのだと考えています。 私が効果があったと考えている対策は、以下の2点です。 ①ニベア(青缶)による保湿  ↓↓↓  「 乾燥対策②(ニベア活用編) 」  「 乾燥対策③(ニベアの使用状況) 」  「 乾燥対策④(ニベアの結果報告) 」 ②チェコ製ガラスヤスリでのお手入れ  ↓↓↓  「 チェコ製の仕上げ用ヤスリを購入しました 」 特に、保湿の重要性は痛感させられました。 私はお風呂上りにギターを練習することが多いのですが、お風呂上りは爪の油分が落ちてしまっているんですよね。 保湿というと水分のイメージがあるので、お風呂上りであれば問題はないだろうと考えていたのですが、勘違いだったようです。 油分が落ちたあとに乾燥した状態が、爪として一番脆い状態だったんですね。 そこでニベアを塗ることで、油分を補給してあげるわけです。 塗ってから10分もするとニベアは馴染んでくるので、この状態で練習するようにしていました。 十分に保湿されていると、爪に弾力性が出てくるので、なんとなく弾きやすくなる気もします。 これに加え、ガラスヤスリでのお手入れも効果があったと思います。 ギターを弾くことで爪は削れていきますが、その削れ方によっては、ピッキングの際に、局所的に爪に負担がかかってしまう場合があります。 これは日常生活で爪が欠けてしまった場合も同じです。 どんなに保湿された状態でも、局所的に負荷をかけてしまっては、爪は割れやすくなってしまいます。 ですので、形を整えてやることで負荷を分散してやる必要があるわけです。 また、ヤスリをかける場合でも、ニベアを塗ってから削ると、爪への負担が減ると思います。 興味がある方は、是非、お試しください。