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マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その③

貴重なハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)で作られたブリッジ '50年代の仕様では、 ブリッジと指盤にはハカランダが使われています 。 プリウォーではエボニーが使われていたので、ここは'50年代と違うところですね。 音の傾向としては、 材の密度や重さが影響しているのか、エボニーよりも、ハカランダの方が柔らかくて軽やかな印象を受けます 。 Style 18のダブルオーやトリプルオーは、1935年頃からエボニーからハカランダへの移行がはじまり、1940年頃には移行が完了したとされています。 一方、ドレッドノートでは、1946年までエボニーが使われていました。 ちなみにStyle 18では、エボニーからハカランダに変更されましたが、Style 28では継続してエボニーが使われていました。 きっと、 意図的に素材を使い分けることで、サウンドキャラクターの違いを作り出していたのだと思います 。 そのことからも、この仕様がマーティンの目指したStyle 18の完成形と言えるのかもしれませんね。 このハカランダブリッジ・指盤ですが、1969年のブラジル政府によるハカランダの輸出禁止に伴い、ローズウッドに変更されることになります。 ですので、ハカランダがとても高価な材となってしまった今としては、ある意味、戦前のものよりも貴重な仕様と言えるかもしれませんね。 ちなみに、‘70年代の初頭くらいまでは、ハカランダが使われているものがありますので、興味のある方は探してみて下さい。 <関連記事> マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その① マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その② マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その③ マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その④ ヴィンテージのアディロン・マホを考える その① ヴィンテージのアディロン・マホを考える その② ヴィンテージのマーティンを考える('50年代編) ヴィンテージのマーティンを考える('60年代編)

マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その②

'50年代のレアなアディロントップ 近年もののアディロンダックスプルースは、木目の広いものが多いように感じています。 そのため、アディロンを探す時に、目の広さで見分けている方もいらっしゃるかもしれません。 でも、 戦前から'50年代頃にかけて使われていた材は、目の詰まったものが多い んですよね。 そのため、色合いや雰囲気だけでもなんとなくわかるのですが、木目だけでは断定できないものもあるので注意が必要です。 わかっていてもあえてアディロンダックスプルースと記載しない専門店もあるくらいですからね。 でも、実際に弾いてみれば、すぐに違いがわかると思います。 また、アディロンは目の広い方が、倍音やサステインが豊かで良いとする方がいます。 昔はなるほど、そういうものなのかと思っていました。 でも、たくさんのアディロントップを試奏するうちに、それは必ずしも正しい表現ではないと思うようになりました。 実は、Sakata Guitarsの工房訪問で、たくさんのアディロンをタップトーンさせて頂いた時にも感じていたんですよね。 それは「 木目によって、周波数特性が異なる 」のではないかということです。 ↓↓↓ 「 坂田さんの工房訪問 その③ 」 あくまでも傾向ですが、 目の詰まったものは硬質で高音域に特性があり、目の広いものは柔らかくて中低域に特性がある と感じています。 ですので、倍音という一言だけでは、その特性の違いを正しく表現できていないと思うのです。 私の場合は、ソロギターで映える美しい高音域が欲しいので、硬質で目の詰まったものが向いているのかもしれません。 逆に、迫力のある低音を求める方であれば、目の広いものが良いかもしれませんね。 つまり、優劣ではない ということです。 ただ、目の詰まったものは、鳴りはじめるまでに時間がかかると言われています。 坂田さんは「音が開くまでに時間がかかる」と表現されていました。 個人的には、そもそもアディロントップは鳴りすぎるくらいよく鳴るので、あまり鳴りにこだわる必要はないと考えています。 それよりも、 音色(周波数の特性)を...

マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)」その①

アディロントップの「Martin 00-18( 1953年製) 」 ついに念願だった「 ヴィンテージのアディロントップ 」を手に入れました。 50年代のアディロントップのギターでJ-Guitarなどで見かけていたのは、シングルオーサイズが多かったのですが、幸運なことに、私の好きなダブルオーサイズを見つけることができました。 というわけで、マホガニー図鑑の第三弾として、その1953年製の「Martin 00-18」を取り上げたいと思います。 マーティンの「00-18」の歴史は1898年にまで遡ります。 でも、この当時の00-18は、サイドバックにローズウッドが使われていたそうです。 そのため、現在と同じマホガニーがサイドバックに使われるようになった1917年をそのはじまりと考えるべきかもしれません。 歴史のあるクラシックギターとほぼ同じ形状、サイズということもあり、 シンプルかつ、洗練されたボディの形状はとても美しく感じられます 。 そして特筆すべきは、 低音域から高音域までのバランスに優れ、粒立ちのはっきりした明瞭な音色。 さらには、 レスポンスの速さ、そしてそのサイズからくる抱えやすさ、弾きやすさ などから、これを マーティンギターの完成形 と言う人もいるほどです。 この「00-18」ですが、最大のポイントは、 トップ材にアディロンダックスプルースが使われている ことです。 アディロンは、音の太さ、粘り、コシの強さなどに特徴があり、特に マホガニーのサイドバックとの組み合わせでは抜群の相性 をみせます。 しかしながら、その軽くて強い特性から、戦時中に飛行機の部材としても使われていたため、乱伐によって材が枯渇してしまい、1946年以降は安定供給が見込めるシトカスプルースに変更されたのです。 そのため、この「00-18」も本来であればシトカスプルースが使われているはずなのですが、 50年代以降でもごく稀にアディロンが使用されている ものがあり、今回は幸運にもそんな一本に巡り合うことができたというわけです。 そんな貴重なアディロン・マホを紹介していきたいと思います。 <関連記事> マホガニー図鑑「Martin 00-18(1953年製)...

1930年製の「Martin OM-45」の音色を味わう。

ジャケットは、「Martin OM-45(1930年製)」のサウンドホール! 先月、22年間続いた福山雅治さんのオールナイトニッポンが終了しました。 実は私、福山さんのラジオのヘビーリスナーだったんですよね。 振り返ってみると、私が福山さんのラジオを聞き始めたのは、1995年のことでした。 ちょうど私が上京して、大学に通い始めた頃のことです。 ですので、放送が中断していた時期もありましたが、かれこれ20年近くラジオを聞いていたことになります。 福山さんご自身も、福岡から上京されてきたこともあり、当時の私の中で何か共鳴する部分があったのかもしれません。 ラジオでの気取らない姿や、天才的な下ネタ、そして弾き語りに励まされ続けてきた20年間でした。 今回は、その人気コーナー「魂のリクエスト」がCD化され、購入しましたよという話です。 それほどのヘビーリスナーだったのにも関わらず、実は今まで、福山さんのCDを購入したことはなかったんですよね。 ファン失格ですよね(笑) でも、今回に限っては、買わなくてはならない理由があったのです。 それは「 使われているアコギが物凄い 」からなんです。 実は、ここ一年くらいだと思うのですが、福山さんもヴィンテージギターに嵌っているんですよね。 よく、お茶の水界隈で、大人買いをされているとの風の噂は伝え聞きますが。。。 テレビ出演時などでも、さりげなくプリウォーを使っていたりもするのですが、この「魂リク」では、以前にも紹介した「 1930年製のMartin OM-45 」を使っているのです。 関連記事 ↓↓↓ 「 1852年製のMartin 2-27の音色を味わう 」 そんな貴重なギターの音色を最新の録音で楽しめてしまうんですよね。 弾き語りということもあって、歌がメインではありますが、それでも十分に極上のヴィンテージサウンドを味わうことができます。 ラジオでも、ヴィンテージを使って弾き語りをすることはあったのですが、録音があまり良くないことも多かったので、本当に嬉しい限りです。 この作品を通して、ヴィンテージサウンドの素晴らしさを少しでも多くの人に知ってもらえればなと思います。 福山さん、20年間、本当にお疲れ様でした。 <関連記事> 1852年製の「Martin 2-27」の音色を味わう。 1970年製の「...

ギタリストの爪の乾燥対策(2014-15年シーズン総括)

ニベア(青缶)と爪ヤスリ 思い起こせば、昨年の今頃。 爪弾きをはじめたものの、爪が割れてばかりで、困っていたんですよね。 ↓↓↓ 「 ソロ・ギターをはじめてから変わったこと 」 あれから一年。 今シーズンは、12月に一度、ヒビが入った程度で済みました。 しかも、ギターが原因ではなかったので、今、私が行っている対策にある程度の効果があったのだと考えています。 私が効果があったと考えている対策は、以下の2点です。 ①ニベア(青缶)による保湿  ↓↓↓  「 乾燥対策②(ニベア活用編) 」  「 乾燥対策③(ニベアの使用状況) 」  「 乾燥対策④(ニベアの結果報告) 」 ②チェコ製ガラスヤスリでのお手入れ  ↓↓↓  「 チェコ製の仕上げ用ヤスリを購入しました 」 特に、保湿の重要性は痛感させられました。 私はお風呂上りにギターを練習することが多いのですが、お風呂上りは爪の油分が落ちてしまっているんですよね。 保湿というと水分のイメージがあるので、お風呂上りであれば問題はないだろうと考えていたのですが、勘違いだったようです。 油分が落ちたあとに乾燥した状態が、爪として一番脆い状態だったんですね。 そこでニベアを塗ることで、油分を補給してあげるわけです。 塗ってから10分もするとニベアは馴染んでくるので、この状態で練習するようにしていました。 十分に保湿されていると、爪に弾力性が出てくるので、なんとなく弾きやすくなる気もします。 これに加え、ガラスヤスリでのお手入れも効果があったと思います。 ギターを弾くことで爪は削れていきますが、その削れ方によっては、ピッキングの際に、局所的に爪に負担がかかってしまう場合があります。 これは日常生活で爪が欠けてしまった場合も同じです。 どんなに保湿された状態でも、局所的に負荷をかけてしまっては、爪は割れやすくなってしまいます。 ですので、形を整えてやることで負荷を分散してやる必要があるわけです。 また、ヤスリをかける場合でも、ニベアを塗ってから削ると、爪への負担が減ると思います。 興味がある方は、是非、お試しください。

「サムピックはじめました」39歳からの本格アコースティックギター

今、実験中のサムピック達。 ミュートの次に取り掛かったのが「サムピック」でした。 昨年は「ソロ・ギターのしらべ」の南澤先生スタイルに挑戦していたこともあり、クラシックギターのような「 爪で弾くスタイル 」の練習をしていました。 関連記事 ↓↓↓ 「 ネイルとピック 」 でも、ラグタイムやギャロッピングといった打田先生スタイルでは、爪だけで演奏するのは難しいんですよね。 なぜかというと、必須テクニックであるミュートをするには「 右手の側面をサドルに固定 」する必要があるからです。 関連記事 ↓↓↓ 「 低音弦のミュートで深みを出す 」 すると、 右手の自由度が減ってしまう ので、親指の角度がつけられず、 ピッキングしにくくなる のです。 かなり爪を伸ばせば対応できるかもしれませんが、自爪派の私としては、強度が落ちてすぐに割れてしまいそうで怖いです。 また、 ピッキング位置がブリッジ寄りになる ため、今まで以上に 強くピッキングする必要がでてきます 。 というわけで、サムピックをはじめてみたというわけです。 とりあえず良さそうなものをいくつか集めてみましたので、しばらく使用してみて、レビューしたいと思います。 ・本鼈甲 ・TAB Special ・アラスカピック ・山崎まさよし ・Fred Kelly(Delrin Slick Pick) ・etc... <関連記事> 「サムピックはじめました」39歳からの本格アコースティックギター 「サムピックに求めるもの」39歳からの本格アコースティックギター 「TABスペシャル」39歳からの本格アコースティックギター 「フレッドケリーのスリムピック」39歳からの本格アコースティックギター 「鼈甲サムピック」39歳からの本格アコースティックギター

ヴィンテージのマーティンを考える('60年代編)

'60年代の丸いヘッド形状(友人から拝借) オールマイティーで優等生な'50年代 に比べ、 '60年代は問題児 だと考えています。 なぜかというと、経験則ですが、 個体差がやけに大きい ように感じているからです。 これがハカランダの音?と思わせる地味な「D-28」があったり、マホガニーとは思えないほどヌケの悪い「D-18」があったり。 こういったギターが、あと10年したら今の'50年代と同じ音がでるかというと、絶対、出ないと思うんです。 ということもあって、気になって調べてみました。 音色に影響を与えそうなものだけをピックアップしてみると、、、 ・1964年:ネックの仕込み角度が変更 ・1965年:埋め込み式のショートサドルに変更 ・1967年:SQネック(スクエアロッド)に変更 ・1968年:ブリッジプレートをローズウッドに変更 ・1969年:ブリッジプレートの面積拡張 これだけの仕様変更があると、‘60年代と一括りにできないことがわかります。 またリペアの方々にお話を伺うと、マーティンでは '60年代中頃からニカワからタイトボンドへ移行しはじめた そうです。 ニカワに関しては、近年、 ヴィンテージサウンドの肝 として再評価されていますので、こだわりたいポイントですよね。 音色の傾向としては、 '50年代と比べて線は細くなり、アタック感がマイルドになってくるので、ストローク向けの音作り に変わってきます。 それでも '60年代前半であれば、音の芯や太さも残っていますし、外見上のスペックも'50年代と同じ です。 相場も'50年代よりも割安ですので、鳴りの良い'60年代を見つけることができればコストパフォーマンスは高いですね。 また、根強い人気を誇るSQネックのグリップ感や音色が好みであれば、ブリッジプレートにメイプルが使われている1967~1968年のものをおすすめしたいです。 抜群のコストパフォーマンス、それが'60年代の魅力だと思います 。

ヴィンテージのマーティンを考える('50年代編)

'50年代の四角いヘッド形状(友人から拝借) 夢のプリウォーを手に入れるよりも現実的で、コンディションの良いものが多い'50年代。 まさに 「理想的なヴィンテージ」 と言えるのではないでしょうか。 実際、使われている材も良質なものが多いですし、ヘッドの形状やロングサドル、そしてロゴに至るまで、'50年代ならではの仕様も魅力的です。 ですが、私が'50年代を押したい理由は、何よりもその 「音」 なんですよね。 近年のオーセンティックシリーズやゴールデンエラシリーズも素晴らしいギターだと思います。 作りも良いですし、良質で厳選された材が使われています。 でも、マホガニーに関しては 「経年変化」 に優るものはありません。 半世紀以上の時を経て、ゆっくりと自然乾燥し、弾き込まれることで熟成されたマホガニーは、他の何物にも代えられない魅力的な音色を奏でます。 近年ものとの違いを見せつけられる 密度のある低音、透明感溢れる高音域、弾き手の思い通りに反応してくれるレスポンスなどなど。 いずれも ヴィンテージのマホガニーでなくては味わえないもの です。 また、ノンスキャロップに、細身のネック(ナット幅42ミリのVシェイプネック)といった'50年代ならではの仕様も貴重です。 というのも、'30年代の仕様はオーセンティックやゴールデンエラで再現されていますが、'50年代の仕様を入手するにはカスタムオーダーしか方法がありません。 それに、 '50年代ならではの音の太さと、フィンガーでもフラットピックでも使えるバランスの良さは、まさにオールマイティーな存在だと思います 。 ノンスキャロップの堅牢性に加え、材も十分に乾燥していますので、反りや歪みに悩まされるリスクも低いです。 いつかプリウォーを手にすることがあっても仕様が違いますし、 普段使いもできるヴィンテージ ということで差別化ができますからね。 持っていても決して損しないヴィンテージ、それが'50年代だと私は考えます。

コリングス、お前もか。

Collingsのプライスリスト(2015/2/15) 2015年2月15日付で、コリングスが値上げされました。 マホガニーのドレッドやOMが、税別で700,000円になるそうです。 さらに、トップをアディロンダックスプルースにすると185,000円アップ。 さらにさらに、ヴァーニッシュフィニッシュにすると370,000円アップ。 これに消費税が乗ると、、、 以前の試奏で、コリングスの素晴らしさと、塗装が音色に与える影響の大きさを学んだだけに、いつかはヴァーニッシュが欲しいと思っていたんですけどね。 過去記事 ↓↓↓ 「Collings」弾き逃げツアー敢行!塗装の重要性を学ぶ。 為替も円安に振れていますし、妥当な価格設定なのかもしれませんが、なかなか厳しいものがあります。 中古相場も、新品価格につられて上昇してしまうかもしれません。 こうなってくると俄然面白くなってくるのが、国内のハンドメイドギターですよね。 値上げの続くマーティンやコリングスといったファクトリーメイドのギターに比べて、割安感が出てきます。 決して安いものではありませんが、50万円前後から、一生もののハンドメイドギターを手に入れることができますからね。 好みの素材を選び、自分にあった仕様を決め、ハンドメイドで作り上げられるギター。 ルシアーさんとの会話や、音色のイメージあわせもなど楽しい時間だったりしますよね。 これもまた趣味としてのアコギの楽しみ方のひとつだと思います。 そういえば、今年のハンドメイドクラフト展が5月23日、24日に開催されるそうですね。 とても楽しみではありますが、昨年は衝動買いしてしまった前科があるだけに、ちょっと怖かったりもします(笑)

「低音弦のミュートで深みを出す」39歳からの本格アコースティックギター

今年からはじめた「 39歳からはじめる本格アコースティック・ギター 」。 私が最初に取り掛かったのは「 低音弦のミュートで深みを出す 」でした。 なぜここから始めたのかというと、、、 ミュートは、ラグタイムやギャロッピングスタイルでのフィンガーピッキングにおいて「 音作りやグルーヴ感をだすための必須テクニック 」だからです。 今まで右手の位置は、柔らかくて甘い音を出したければネック寄り、硬くてエッジの効いた音を出したければブリッジ寄りと、出したい音色に合わせて自由に動かしていました。 でも、ミュートをする場合には、 右手側面をブリッジ・サドル上に固定する必要があります 。 すると、弦を弾く位置や右手のフォームが変わってくるんですよね。 ですので、まずはじっくりと、フォーム固めからはじめたいと思ったわけです。 ここでのポイントは、二つです。 まず、 ミュート加減です 。 打田先生のスタイルでは、 音程がわかるくらいのミュート加減 を理想としています。 そのため、弦と手の側面をどれくらい接触させるか、音を出しながら調整していきます。 あまりミュートしすぎると音程がわかりにくくなるので、 サドルの上部をを触れるか触れないかくらい で合わせていきます。 意識しなくても、音色をコントロールしたり、ミュートをしたり戻したりできるようになるまで練習が必要ですね。 次のポイントは、 爪・指と弦の交わる角度 です。 アコギを良い音で鳴らすには、爪・指と弦の角度が 直角に近い方が良い とされています。 でもミュートをすると、右手の側面が固定されてしまうので、 手首を曲げて角度を調整する必要があります 。 悪い角度でピッキングすると、爪への負荷も高くなり、割れやすくなってしまうかもしれません。 あわせて爪の形も、斜めに削ったり、角度を付けるなど工夫が必要ですね。 というわけで、 じっくりフォームを固めをしていきたいと思います 。