今年からはじめた「39歳からはじめる本格アコースティック・ギター」。
私が最初に取り掛かったのは「低音弦のミュートで深みを出す」でした。
なぜここから始めたのかというと、、、
ミュートは、ラグタイムやギャロッピングスタイルでのフィンガーピッキングにおいて「音作りやグルーヴ感をだすための必須テクニック」だからです。
今まで右手の位置は、柔らかくて甘い音を出したければネック寄り、硬くてエッジの効いた音を出したければブリッジ寄りと、出したい音色に合わせて自由に動かしていました。
でも、ミュートをする場合には、右手側面をブリッジ・サドル上に固定する必要があります。
すると、弦を弾く位置や右手のフォームが変わってくるんですよね。
ですので、まずはじっくりと、フォーム固めからはじめたいと思ったわけです。
ここでのポイントは、二つです。
まず、ミュート加減です。
打田先生のスタイルでは、音程がわかるくらいのミュート加減を理想としています。
そのため、弦と手の側面をどれくらい接触させるか、音を出しながら調整していきます。
あまりミュートしすぎると音程がわかりにくくなるので、サドルの上部をを触れるか触れないかくらいで合わせていきます。
意識しなくても、音色をコントロールしたり、ミュートをしたり戻したりできるようになるまで練習が必要ですね。
次のポイントは、爪・指と弦の交わる角度です。
アコギを良い音で鳴らすには、爪・指と弦の角度が直角に近い方が良いとされています。
でもミュートをすると、右手の側面が固定されてしまうので、手首を曲げて角度を調整する必要があります。
悪い角度でピッキングすると、爪への負荷も高くなり、割れやすくなってしまうかもしれません。
あわせて爪の形も、斜めに削ったり、角度を付けるなど工夫が必要ですね。
というわけで、じっくりフォームを固めをしていきたいと思います。