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チェコ製の仕上げ用ヤスリを購入しました

とあるクラシックギター奏者を参考にして、 私もきめの細かい ガラスヤスリ を購入してみました。 これはチェコ製のものらしいのですが、 実際に使ってみたところ、驚きの効果がありました。 軽く削っただけでも、「 爪の表面が滑らか 」に、 「 きめ細やかになったことがわかる程 」です。 スチール弦では微妙かもしれませんが、 ガット弦では、確かに音が変わるかもしれません。 また、表面がざらついた状態でスチール弦を弾くと、 爪がもろくなり、割れやすくなっていたように感じていましたが、 ギターを弾く前にこのガラスヤスリで整えてやれば、 爪の割れを回避できそうな気がします 。 こればかりは、しばらく使ってみないとわかりませんけどね。 日々のお手入れの大切さを痛感させられている今日この頃でした。

マーティン・ヴィンテージギター・ガイド

昨年、、、 Style 40系モデルを特集したムック本が発売されましたが、その続編がでましたね。 今回は、アコギのスタンダードとも言える「 Style 20系 」です。 個人的には、40系よりも種類が多く掲載されていましたし、頑張れば購入できそうな価格帯のものもあるので、今回の方が楽しめました。 特に、0-28、1-28、2-20といった、「 小さいモデルの特集 」がとても良かったです。小さいモデルのまとまった記事は少ないので、貴重ですよね。 このような小さなアコギは、「 パーラーギター 」などと呼ばれるのですが、ヨーロピアンテイスト溢れるレトロなデザインは、芸術の域に達していますね。本当に美しいです。 私も1800年代のものを何本か試奏したことがありますが、小さなボディから飛び出す「 可憐な響き 」が堪らないんですよね。 その中でも気になったのが、、、 誌面で紹介されていた1850年代の「2-27」だけで録音したという小倉博和さんの「Spring Comes」というアルバムです。 この「2-27」は、マーティンⅠ世によって作成された とのことですが、160年も昔に作られたMartinは、どんな音で鳴り、そして録音されているのでしょうか。 記事はコチラ ↓↓↓ 「 1852年製の「Martin 2-27」の音色を味わう 」 続編は、マホガニーのStyle 18になることを期待しています!

打田十紀夫&ステファン・グロスマンのライブに行ってきました。

南澤先生の「ソロ・ギター」に感化されてはじめたこのブログですが、 私が心の師と仰いでいるのは、実は「 打田十紀夫 」さんなのです。 残念ながら、塾生ではないし、お会いしたいこともないのですが、 あのオヤジギャグもプロレスネタも含め、尊敬しています。 当然のことながら、難しすぎて演奏できない 打田先生の教則本やDVDもほとんど持っています。 そんな打田先生のライブに行ってきたというお話です。 昨年リリースされたアルバム「Between Two World」のツアーで、 ステファン・グロスマン氏との共演が見どころなのですが、 この日はゲストとして、大久保初夏さんが参加されていました。 ブルースあり、ラグタイムあり、笑いありの楽しい3時間を 過ごすことができました。 やはり、ホンジュラスマホガニーを使用した打田十紀夫モデル 「SC-123U」が気になりましたね(画像左)。 ジャイアント馬場さんの誕生日1月23日にちなんだというネーミングですが、 気になったのはもちろんそこではありません。 若いマホガニーらしい、軽やかでみずみずしい音色が印象的でした。 中低音が主張しておらず、カントリーブルースやラグタイムにあっていました。 透明感のある中高音域を活かしたギターソロは美しかったです。 ちなみに画面右はYokoyama Guitarsですね。 一方、ステファン氏は、トレードマークとも言えるフランクリンでしたね。 ローズウッドのモデルで、モデル名まではわからなかったのですが、 幅が広いジャンボモデルで、これもまた深くてダークで良い音色がしていました。

ソロギターのしらべ「スタジオジブリ作品集」

自分でも意外だったのですが、 「 ソロ・ギターのしらべ スタジオジブリ作品集 」 にはまっています。 ジブリ映画では、 ポップス、クラシック、ジャズ、童謡、民謡など、 様々なジャンルの音楽が使われていますよね。 それらをどのようにソロ・ギターアレンジするのかと 思っていたのですが、どの楽曲も素晴らしい出来栄えで、 あまりの完成度の高さに驚かされてしまいました。 この楽譜では、 「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」といった 幻想的な世界観を描いたもの、 「となりのトトロ」や「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」 といった日本的な旋律をテーマにしたもの、 「紅の豚」や「ハウルの動く城」での 古き良き映画音楽的なものなど、 バラエティーに富んだ選曲となっていますので、 この一冊を弾いているだけでもなかなか飽きません。 個人的には、「魔女の宅急便」がお気に入りだったりします。 また、映画に使われた音楽ということもあるんですかね。 演奏している時に、映像をイメージしやすいことも 楽しく練習できる理由かもしれません。 ジブリ作品にはあまり興味のなかった私ではありますが、 この楽譜の影響で、久しぶりに映画が見たいな という気持ちにさせられました。 本当に良い楽譜ですね。

サイドバック材としてのマホガニーを考える。

マホガニーのサイドバック アコギのサイドバック材には、マホガニーとローズウッドが多く使われています。 それぞれの音の傾向ですが、、、 マホガニーは、「 軽くて軟らかい素材 」です。 そのため、傾向としては「 軽やかで暖かい音色 」が特徴となります。 一方、ローズウッドは「 重くて硬い 」素材です。 音響特性に優れ、「 深い低音と、煌びやかな高音 」が特徴になります。 どちらを選ぶかは、好みの問題ですし、結局は、どのような音楽に演奏したいのかによるのですが、私のブログでは当然のことながら、マホガニーをお薦めします。 マホガニーの種類については、以前にも記事にしています。 ↓↓↓ 「 赤い黄金:マホガニー 」 現在手に入るものの中では「 オオバマホガニー 」が最高品質とされていますね。 特に、アコースティックギターの世界では、ホンジュラスで採られたオオバマホガニーを「 ホンジュラスマホガニー 」と呼んでブランド扱いしていますね。 ただ、マホガニーは、個体差の大きい素材ですので、木目だけで見分けることは難しく、とりあえず弾いてみないとわからないというのが正直なところです。 また、マホガニーは、経年による音色の変化も大きいです。 ブルースやラグタイムに合いそうな「 枯れた音色 」に変化するものもあれば、ソロ・ギターに使えそうな「 甘くて官能的な音色 」に変化するものもあります。 それだけに、じっくりと自分にあったマホガニーを探す必要があります。 それもまた、マホガニーの醍醐味だと考えています。

ドイツ製の爪ヤスリを購入しました

ZwillingJ.A. Henckelsのステンレス・サファイア・ファイル ツヴィリング・ヘンケルスの爪ヤスリを購入しました。 さすが、世界的な刃物ブランドの製品ですね。 作りが良いですね。 「 フルメタル・デザイン 」なので、なんとなく衛生的な気もします。 私が購入したのは13cmの両面使えるもので、 形を整える粗目と、仕上げ用の細目が付いています。 ステンレス製の板に付いたサファイアで削るのですが、 思っていた以上に ガンガン削れます 。 ただ、削った後、 少し爪がざらつく んです。 細目の方を使っても、ちょっと気になる仕上がり具合です。 クラシックギターの世界では、紙ヤスリを使う方もいるくらいなので、 この爪のざらつき具合というのは、アコギの音色にも影響を与えそうな気もします。 ちょっと、 仕上げ用のヤスリ も研究する必要がありそうですね。

株式会社 石澤研究所「ピュアケラチンセラム」を購入。

アンドネイルのピュアケラチンセラム 女性向けの製品なのに、 どこか男らしい会社名が いいですね。 製品名は 「ピュアケラチンセラム」といい、「 爪を補修するためのオイル 」です。 この製品には「 生ケラチン 」が 配合されていて、 人間の爪の成分である ケラチンを「 直接爪に 補給することができる 」そうです。 私は、毎晩、 寝る前に 塗るようにしています。 塗り始めてから 1 カ月が経過しましたが、 爪の調子はすこぶる良いです。 「 自然なツヤが出て、 何となく弾力性が増した 」気がします。 音が変わったかまではわかりませんが、 割れにくくなった気がします。 でも、いろいろ調べていて知ったのですが、 最近増えてきたなと感じていた 爪の縦ジワは、 老化現象なんだそうですね。 ちょっとショックですね(笑)

「Collings」の試奏で学んだこと。Martinの魅力を再認識。

「Collings OM2H Cutaway(1997年)」 実はつい最近まで、 コリングスを避けていました 。 なんとなく、本能的にですが、 近づいてはいけないと思っていたからです。 弦を緩めなくても問題がないくらい丈夫だし、 ピッチも驚くほど正確で、 これで音まで良かったらショックだなと。 もしかして、私のマーティン君たちが いらなくなってしまうのではないかと。 そして、実際に弾いてみると、 めちゃくちゃ音が良いんですよね。 本当にやばいです。 ただ、値段はマーティンよりも高いし、 ヘッドが角ばっているところが 好みではなかったりするのですが、 評判通り、いや、 評判以上の素晴らしいアコギですね 、 これは。 でも、コリングスを弾いてみて わかったことがあります。 それは、マーティンでしか 出せない音があるのだなということです。 最近のマーティンの音質について、 いろいろ言われる方も多いですし、 はっきり、くっきりした音を求め コリングスに行きつく方も多いとは思いますが、 「 音の優しさ、柔らかさ、甘さ 」 がマーティンの個性なんだな ということをあらためて認識させられました。 また、マーティン愛好家からは、 音が硬いと言われるコリングスですが、 2000年代の後半からは、 柔らかい音色へシフトしています。 また、1990年代のものは、 作られてから約20年が経過し、 良い感じに枯れてきているので、 今が良い頃合いかもしれませんね。 特に、「 3桁コリングス 」などと呼ばれる 製造番号が3ケタのものは、 現在のUV塗装とは異なり、 ラッカー塗装で仕上げられているので、 音質的にも有利ということもあって、 プレミアがついてきていますからね。 ちなみに、この画像は、友人が購入した 「OM2H Cutaway(1997年製)」です。 一緒にかなりの本数を試奏して 決めた一本でしたが、 「音色、演奏性、堅牢性」の三拍子が 揃った素晴らしいアコギでした。 ※Collings関連記事   「Collings」のすすめ  「Collings」を語る。シリーズ  その①:楽器としての魅力   その②:トラディショナルシリーズの誕生   その③:トラディショナルシリーズの評価 ...

「Collings」弾き逃げツアー敢行!塗装の重要性を学ぶ。

「Collings 2014 弾き比べツアー」の公式チラシ 都内の楽器店で、 コリングスの 「 Varnish Finish弾き比べツアー 」 が 開催されています。 最近話題の ヴァーニッシュ・フィニッシュ の魅力を 浸透 させるため、 ドレッドノート(D2H、D2HV)の 弾き比べができるという企画です。 が、、、 私は都合がつかず、 参加することができませんでした。 で、なんとなく悔しかったので、 友人とこっそり、 弾き逃げツアーを 企画しましたというお話です(笑) ちなみに、 この「ヴァーニッシュフィニッシュ」 ですが、 天然成分「ワニス」を使った塗装方法 のこと だそう です。 マーティン などで使われている 「 ラッカー塗装 」に比べて、 とても手間のかかる仕上げだそうです。 これがどれだけ 音色に影響を与えるのか 興味がありますよね。 私は、ドレッドノートと オーケストラモデル(OM)の レギュラー塗装、 ヴァーニッシュ塗装の 計4本を弾き比べました。 非公式な弾き比べですので、 製造年まで揃えることは できなかったのですが。 それでも、ヴァーニッシュフィニッシュ の 「 驚異的な音色 」 を実感することができました。 なんと表現したらいいのでしょうか。 「 鮮やか、華やか、煌びやか 」 本当に圧倒的な音です。 塗装がここまで 音色に影響を与えるのかと 驚かされました。 ビンテージサウンドは、 年月を経て、 塗装と木材が 一体化していくことで 作り上げられると言われていますね。 つまり、 塗装方法を変えるだけで、 新品の状態でもここまで 鳴らすことが できるんですね。 でも、 値段は驚くほど跳ね上がります 。 また、 傷がつきやすく、 シワもできやすいなど、 管理が難しいということで、 普段使いのアコギとしては ちょっと難しいかな と感じました。 このイベントは、年内 は いろいろな 楽器店で 開かれるようですね。 コリングス の魅力を知るためにも、 そして塗装がアコギの音色に 与える 影響を 知るためにも、 是非、参加していただきたい 企画だと思いました。

爪割れ対策としての「アラスカピック」

爪が割れてしまった人差し指にアラスカピックを装着! それはやりすぎでしょ。 と思っていた「 アラスカピック 」を購入しました。 これを 親指から薬指まで付けた姿は、 どう見ても「 異様 」なので、 今まで敬遠していたんですが、、、 割れてしまった 人差し指の爪が伸びるまでは これを使ってみようと思います。 ネットを見る限り、 装着感や弾き心地については「 賛否両論 」のようですね。 でも、 私のように「 割れてしまった 爪の代替 」として使うのであれば、 わがままも言っていられません。 もちろん、 違和感がないと言えば 嘘になりますが 、 音は安定するので、 普段使いができないかなと 考えてみたり。 私は単品で購入して、 人差し指だけに使っていますが、 思っていたよりは音が柔らかいので 意外と使えるかもしれません。 ただ、 1~ 2mm 程度は爪が 伸びていないと装着できない点と、 形を整えるのが 面倒ですが、 デメリットはその程度かもしれません。 しばらく使って慣れてきたら 「爪」と「アラスカピック」の 音質比較をしてみます!