岸部眞明さんのインストアライブ@恵比寿ドルフィンギターズに行ってきました。
いわゆるソロギターと言われるジャンルにも、いろいろなスタイルがありますが、岸部さんの場合は、演奏も良いのですが、それよりも圧倒的な楽曲の質の高さが凄い!
今日演奏したものでは「昭和ロマン」、「花」、「雨降る窓辺で」など、歌心溢れまくりです(笑)
当日は、それらに加え、ビートルズのカバーや、次回作に収録予定という新曲を織り交ぜた約2時間の構成でした。
日本的でちょっとレトロな旋律や、オープンチューニングによる独創的な響きなど、随所に岸部さんらしさが感じられ、とても楽しめました。
そして、岸部さんと言えば「Water Road」ですよね。
群馬県在住のルシアー「増田明夫」さんの作品で、トップはジャーマンスプールース、サイドバックにはマダガスカルローズウッドが使われています。
私はハカランダのものを試奏したことがありますが、普通にストロークするだけだと、癖の少ない上質なアコギという印象なんですよね。
それが、オープンチューニングに変え、指で爪弾くと、音が化けるんです。
単音の魅力で聞かせるギターというよりは、6本の弦の絶妙なバランスで聞かせるギターですかね。
フィンガースタイルには最適だと思いました。