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ショートスケールの「000-18GE(2006年)」 |
以前からアコギについて、考えていたことがありました。
それは、、、
「ショートスケールのアコギが、ソロギターに向いているのではないか」ということです。
私の演奏が下手なせいもあるのですが、、、
ドレッドノートやOMといったロングスケール(645mm)のアコギでソロギターを演奏すると、どうしても低音が強く出過ぎてしまい、メロディラインが埋もれてしまうんですよね。
特に、私の好きなマーティン系でロングスケールのものだと、構造上、どうしても低音が強く出てしまうんです。
でも、ショートスケール(632mm)のアコギに持ち替えると、同じ弾き方をしていても、音のバランスが変わってきます。
「低音は抑えられ、自然とメロディラインが浮き出てくる」のです。
倍音は減ってしまいますが、その分、ひとつひとつの音がくっきり明確になります。
これって「メロディラインが重要なソロギターに向いているんじゃないか」と思ったわけです。
もちろん、ショートスケールのアコギが、全てのソロギターに適しているわけではありません。
そして、変則チューニングが必要な場合に、弦のテンションが足りなくなることもあるかもしれません。
でも、楽曲や演奏方法によっては、このショートスケールの強みを活用できるのではないかと思うわけです。
まあ、演奏技術さえあれば、ドレッドノートでも上手くコントロールして、何でも弾きこなせるのでしょうが。
ショートスケールでのソロギターについては、今後も研究していきたいなと思っています。