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アコースティック・ギター・ブック 42号 |
マホガニー特有の甘さはありながらも、、、
澄んだ高域、まとまりのあるレンジ感、飛び散らない豊かな倍音を感じさせてくれるギターがある。
これは、先日発売されたアコースティック・ギター・ブック 42号からの引用ですが、マホガニーのギターの魅力をうまく表現できていますよね。
しかし、、、
「杢目と音にこだわるマホガニー考察」というマニアックな特集にどれだけ需要があるのですかね(笑)
とは言っても、定期的に同じようなマホガニーの特集は組まれたりしているので、意外と人気があるのかもしれませんね。
そんな中で今回のポイントは、業界内でも屈指の木材フェチとして知られる、ウォーターロードの増田 明夫さんのインタビューです。
増田さん語録を簡単にまとめると、、、
- ワシントン条約で、マホガニーの規制が厳しくなり、輸入が難しくなってしまった
- 良質なマホガニーは既に枯渇しており、むしろ希少材と言われていたハカランダの方が入手しやすい
- その代替材として、アフリカン・マホガニーが使われているが、それはマホガニーではない
- 雑誌の中でも色々なホンジュラス・マホガニーが紹介されているが、どれも硬さも音色も異なる
といった感じです。
増田さんが仰られると、説得力がありますね。
そして実は私、以前、増田さんとマホガニーについてお話させて頂く機会があったんですよね。
その時は、増田さんはこう仰られていました。
「私はマホガニーが好きなんですよ。でも、マホガニーのギターの注文はなかなか入らなくて。でも、良い材はたくさんありますよ」
きっと今回掲載されていたもののことだったのかなと思いました。
どれも試してみたい、美しい杢目ですよね。
マホガニー好きの方は、是非、ご一読を!