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「ギター支持具・ダイナレット」39歳からの本格アコギ

ドイツ製のダイナレット(サイズは大) ギター支持具は、ギターを固定し、高さ、角度を調整する器具です。 足台を使うと、片足だけを乗せて演奏するので、腰や骨盤に負担がかかってしまうんですよね。 それが支持具を使うと、足をフラットにした状態で構えることができるので、腰痛対策になるのではないかと考えたわけです。 さらに、ギターと身体との接点を減らせるので、ヴィンテージの弱点である塗装の白濁などを回避することができるのではないかと。 調べてみると、ギターレストと呼ばれるボディに取り付ける器具が主流なようですね。 ただ、ギターを直接固定するので、本体にダメージを与えてしまうかもしれません。 といったところで、私が気になったのは、ダイナレットと呼ばれる枕のような形をしたものです。 中身はウレタンで柔らかく、まわりは革製なので、ギターを傷めることがなさそうです。 メーカーHPはこちら ↓↓↓ http://www.vamu.se というわけで、試しに購入してみました。 でも、現在、フォーム改良中で、左足乗せも安定していない状態ですからね。 練習を重ねつつ、使い心地などをまたご報告したいと考えています。 ちなみに、サイズは2種類あって、大が高さ15cm、小が高さ12cm。 身長177cmの私が使うと、大でちょうどよい感じです。 ギターを乗せた時の傾斜が本当に絶妙なんですよね。 素晴らしい!

「ギターの足台」39歳からの本格アコギ

クラシック・ギタリスト「ミロシュ・カラダグリッチ」 左足乗せのフォームに変更した場合、必要になるのが足台です。 何か良いものはないかと、いろいろ調べているうちに、面白い演奏家を見つけました。 ミロシュ・カラダグリッチというモンテグロ出身のクラシックギタリストです。 優れた技術と音楽性で、ギター界の若き巨匠などと賞されているそうです。 身近なところでは、スタジオジブリの「思い出のマーニー」に参加していたそうですね。 で、何が面白いのかというと、、、 なんと、ギターケースをステージに置いて、足台の代わりとして使っているんです。 しかも、そのケースが白くてやけに目立つんですよね。 そして、本人もかなりのイケメンということもあり、かなりのインパクトがあります。 これを凡人の私がやると、、、(笑) たしかに、 プロの演奏家のパフォーマンスとしては秀逸だと思います。 でも、実用性としては、細かく高さを調整できるものが良いですよね。 というわけで、高さを調整できて、色も形も無難、値段もお手頃な「ハーキュレス」のものを購入してみました。 わざわざ画像をアップするほどのものでもない、普通のものです(笑) 当たり前ですが、使ってみた感じ、特に問題もありません。 ただ、背中や肩こり対策として期待していた左足乗せのフォームではあったのですが、足台を使うようになって気がついたことがありました。 それは、足台は「腰に来る」ということです。 片足だけを台に乗せることで、骨盤や腰に負担がかかっているんだと思います。 これは知らなかった。 腰痛持ちの私にとっては、これはかなりの死活問題なんですよね。 と、いろいろ調べていると、ギター支持具なるものが存在することを知りました。

「ギターの構え方」39歳からの本格アコギ

今年の目標である「39歳からの本格アコースティック・ギター」。 一進一退の攻防を繰り広げています(笑) そんな中で、ちょっと気になったのが「ギターの構え方」に関するコラムでした。 ギターを左足に乗せるか、右足に乗せるのか。 どちらの方が弾きやすいのか、いろいろ議論がありますね。 結局は慣れや好みの問題だと思うので、答えはないのかもしれません。 でも、最近、自分なりに考えていたことがあったんですよね。 それは「体への負担」です。 最近、練習していて思うんです。肩・背中が痛いと(笑) 左足乗せにすると、両肩の高さが揃うんです。 すると、右肩や背中への負担が減るみたいなんですよね。 今後も趣味としてのアコギを続けていくのであれば、体への負担の少ないフォームを身に付けることは、重要なことではないかと思うわけです。 それと、弦と爪・指の交わる角度もポイントになってきます。 これは「 低音弦のミュートで深みを出す 」でも触れた右手のフォームと関連があります。 一般的には、この角度が直角に近いほど、良い音がすると言われています。 右足乗せの場合、ネックは水平に近い角度で構えることになります。 すると、右手首を曲げて、弦と指の当たる角度を調整する必要があります。 でも、左足乗せの場合は、ネックを斜めに構えるので、ギター本体で角度をつけられるんですね。 すると、右手首を少し曲げるだけで、指と弦を直角に近づけることができます。 これなら、右手首の負荷も軽減できるわけです。 そして私が左足乗せに変更しようと思った理由がもうひとつあるんです。 それは、ドレッドノートでも楽に弾くことができるのではないかということです。 右足乗せでドレッドノートを弾く場合、ボディが大きすぎて安定しないですよね。 しかも、右腕をボディを抱えるように構えなくてはいけないので、疲れやすいです。 それが左足乗せにするだけで、解決できるのではないかと期待したわけです。 まだ慣れないので弾きにくいですが、しばらくチャレンジしてみたいと思います。

1941年&1963年の「Martin 000-18」です!!!

左が1941年、右が1963年の「Martin OOO-18」 先日、友人から連絡がありました。 な、なんと、ついに「 プリウォー 」を手に入れたと。 しかも私の大好きな 「Style 18のトリプルオー」 だというじゃないですか。 で、送られてきた画像がこれです。 画面左が1941年製で、右が1963年製です。 以前から'63年製を持っていることは知っていたのですが、まさかプリウォーにまで手を出すとは。 しかも、同じトリプルオーで揃えてしまうあたりにも、強いこだわりを感じます。 これだけ貴重なヴィンテージが揃う機会というのもなかなかないですからね。 せっかくなので、友人に協力してもらって、比較をしてみたいと思います。 というわけで、マホガニー図鑑の予告でした。 しばし、お待ち下さい! <関連記事> マホガニー図鑑「Martin 000-18(1941&1963年製)」① マホガニー図鑑「Martin 000-18(1941&1963年製)」② マホガニー図鑑「Martin 000-18(1941&1963年製)」③ マホガニー図鑑「Martin 000-18(1941&1963年製)」④ ヴィンテージのアディロン・マホを考える その① ヴィンテージのアディロン・マホを考える その② ヴィンテージのマーティンを考える('50年代編) ヴィンテージのマーティンを考える('60年代編)

NHK「The Covers」に福山雅治さん出演!

NHK BSプレミアムの「The Covers」に福山雅治さんが出演しました。 なぜブログの記事にしたのかというと、やはり、使っているギターが凄いからです(笑) 「福山雅治」、「弾き語り」といえば、1930年製の「Martin OM-45」ですよね。 少しだけ「OM-45」を紹介しておきますと、、、 オリジナルと言われているものは、1930年から1933年の4年間に製作され、僅か40本しか作られていません。 しかも、この1930年代というのがまた曲者で、マーティンの黄金期といわれ、マーティンの歴史の中でも、最もクォリティの高いギターが作られていた時期とされています。 当然、素材もにもこだわっていて、トップにはアディロンダックスプルース、サイドバックにはハカランダの選び抜かれた最高級のものが使われているんです。 さらにこのStyle 45というのは、マーティンでも最高峰の技術を持った職人にしか作ることが許されていない、、、 などなど、まさに「世界文化遺産級」のアコギなんです。 しかも、今から80年以上昔に作られたものなので、全てが現存しているわけでもありません。 そのため、激レアな存在で、当然値段もかなり「お高い」んです。 知ってて濁していますが、価格は数千万円と言われています。 そんな「OM-45」の音色をハイビジョン品質で聴けるということで、楽しみにしていたんですよね。 というのも、以前、秦基博さんが同番組に出演されたことがあったのですが、その時にヴィンテージのギブソンで井上陽水「氷の世界」を弾き語りしていたんです。 その時、マイク録りで収録されていたので、アコギのダイナミック感をうまく捉えていて、とても良い感じだったんですよね。 ということもあって、福山さんの「OM-45」をどんな音で収録してくれているのか、楽しみにしていたわけです。 今回は、以前紹介した「魂リク」のアナログ盤の発売に伴う出演だったようです。 そのため「魂リク」収録曲から、舟木一夫「銭形平次」、内山田洋とクール・ファイブ「長崎は今日も雨だった」、中島みゆき「糸」が演奏されました。 この女性ファンが絶対求めていない選曲をするあたりが福山さんらしくて良いですよね。 また、司会のリリー・フランキーとは公私ともに交...

真夏の湿度対策について考える③

白濁してしまったサイド部分 夏場の高温・多湿状態では、保管時だけではなく、演奏時も気をつける必要があります。 それは「汗」です。 特に、塗装の劣化したヴィンテージでは、注意が必要です。 この画像は、私がやってしまった時の画像ですが、演奏時に汗ばんだ肌と直接触れてしまったため、白濁してしまったんです。 その後、リペアショップの方にこの部分を薄く研磨してもらって、今では綺麗な状態に戻っていますが、注意しなくてはいけませんね。 この場合の対策として、ギターの下に、タオルやクロスを敷くべきでしたね。 さらには、右手もギターと接する部分があるので、注意が必要です。 ギターの構え方、姿勢についてもいろいろ試しているところなのですが、よくクラシックギタリストが使っている足台や支持具についても、あわせて研究していきたいなと考えています。 ギターと肌の接触を減らすことができますからね。 それと、演奏後には、クロスでの乾拭きをするようにしましょう。 せっかくケースにしまっても、ギターが汚れたままでは、カビなどの原因になってしまうかもしれませんからね。 それに演奏後にすぐに乾拭きすると、以外と、汚れがこびりつかないものなんです。 私も、毎回、乾拭きするようになってからは、ポリッシュを使うことがなくなりました。 ポリッシュは、汚れを落とす力は強いですが、塗装に影響を与える可能性があるので、極力、使用は避けたいですからね。

真夏の湿度対策について考える②

オススメの調湿グッズ「炭八」 前回は、アコギの保管場所の重要性について考えました。 でも、風通しが良くて、湿気もたまらず、エアコンの直風が当たらない場所、、、 正直、日本の住宅事情では無理ですよね。 そこで、私がどうしているかと言いますと、、、 もう諦めて「必ずハードケースにしまう」ことにしています。 きっと、なんだそれだけかよとか、面倒だと言われる方が多いですよね。 でも、絶対にしまうことをオススメします。 せめて、湿度の高い時期、乾燥した時期、冷暖房を使っている時期はしまって下さい。 というのも、ケースにしまうことで、不慮の事故を防止できるだけではなく、湿度をコントロールしやすくなるという利点があるからなんです。 どういうことかと言うと、家や部屋全体の湿度をコントロールするのは難しいですが、ハードケースの中であれば、コントロールすべき範囲を小さくできますからね。 そして、コントロールすべき範囲を限定した上で、湿度調整グッズを活用するんです。 湿度調整グッズというと、アコギ用のものもありますが、私はホームセンターなどで売られている「木炭」を使うようにしています。 なぜならば、アコギ用とは言っても、それほど工夫があるわけでもなく、割高に感じられるからです。 また、木炭は自然の素材ですので、化学物質よりもギターの呼吸に近く、過度に乾燥させてしまう心配もないですからね。 ただ、木炭といっても、いろいろな種類があるんです。 例えば「白炭(備長炭)」は、着火しやすく使いやすいので、バーベキューや焼肉などで使われます。 「黒炭」は、火力が強く、火持ちが良いので、日本刀の火入れなどで使われたりします。 これらの原料は広葉樹なのですが、実は、除湿にはあまり向いていないそうです。 というのも、除湿では気孔の数がポイントになるのですが、広葉樹は気孔があまり多くないのです。 そこで登場するのが、私が愛用している「炭八」です。 あまり聞きなれない名前ですが、「炭八」は調湿専用に開発された木炭で、気孔の多い針葉樹を原料としています。 一般的には、建物の寿命を延ばすために、木造住宅の床下に敷き詰めたりするそうですね。 で、ギターの場合です...

真夏の湿度対策について考える①

アコギ管理の必需品「湿度計」 木は伐採され、ギターとして加工されても、まだ生きています。 そのため、湿気を吸えば膨張するし、乾燥すれば収縮します。 自然の摂理ですね。 ですので、高温多湿になるこれからの季節は注意が必要になってきます。 湿度計を使って、毎日の湿度変化をチェックしないといけませんね。 とはいうものの、実は冬場ほどの怖さはないんですよね。 冬場だと、材の割れなど、致命的な損傷がありえます。 でも、夏場では、弦やペグのサビ、ブレーシングやブリッジのはがれなど、リペア可能なものが多いんですよね。 それだけに、過剰に神経質になったり、根拠のない対策にお金をかけることは避けたいところです。 で、私の湿度対策ですが、考え方は至ってシンプルです。 ギターは弾いている時間と、保管している時間では、圧倒的に保管している時間の方が長いですよね。 ですので、極論を言えば、保管場所さえ間違えなければ、大きなトラブルには繋がらないと考えています。 具体的には、カビや腐食の原因となりやすい湿気の多い場所や、風通しの悪い場所は避けるべきですね。 逆に風通しが良くても、直射日光の当たる場所や、温度変化の大きい窓の近くも避けた方がいいです。 などと、これらは常識的なことだと思いますが、見落としがちなのは「エアコンからの直風」ではないでしょうか。 人間を例にして考えるとわかりやすいですが、直風が合ったると体が冷え、乾燥し、体調不良や肌荒れを引き起こします。 これが木であれば、当然のことながら、変化・変形しやすくなりますよね。 でも、日本の住宅事情を感あげると、風通しが良くて、湿気もたまらず、エアコンの直風が当たらない場所というのはなかなか難しいですよね。 というところで、私が取り組んでいる方法について、ご紹介していきたいと思います。

1970年製の「Martin 00-45S」の音色を味わう。

全くの守備範囲外なのですが、森山良子さんの「フォークソングの時代」を購入しました。 福山雅治さんの『魂リク』に引き続き、これまた使われているギターが凄いんですよね。 しかも、ギタリストとして山弦の小倉博和さんが参加しているんです。 さらにそれが「 e-Onkyo 」から、 24bit/96kHzのハイレゾ音源 で入手できるんです。 ということもあって、思わず買ってしまいました。 使われているメインギターは、森山良子さんは愛器の1970年製の「Martin 00-45S」。 小倉博和さんは1908年製の「Martin 00-45」と、どちらも極上のヴィンテージマーティン。 1970年製の方はジャーマントップに、インディアンローズウッドのサイドバック。 1908年製の方はアディロントップにハカランダのサイドバック。 さらに、12フレットジョイントのダブルオーという通好みな仕様から飛び出す音色は、ヴィンテージフェチには堪らないものがあります。 これ以外にも、1939年の「Martin 000-42」や、ドレッドノートを15/16サイズに縮小した「Seagul M.Shiozaki Ogura Custom」なども使われているようです。 興味のある方は、是非、ハイレゾ音源で試してみて下さい。 こちらから試聴もできます。 「 森山良子/フォークソングの時代 」 <関連記事> 1852年製の「Martin 2-27」の音色を味わう。 1930年製の「Martin OM-45」の音色を味わう。 NHKの音楽番組「The Covers」に福山雅治さんが出演!

ハンドクラフトギターフェス 2015に行ってきました(前夜祭②)

4.WATER ROAD 増田明夫 (群馬県) 岸部眞明さんの使用で有名ですね。 WATER ROADというと、ハカランダというイメージがあったのですが、これはマホガニーのモデルでした。 「トラトラトラ」がコンセプトだそうで(笑)、トップにはトラ目のジャーマンスプルース、ピックガードにもトラ目の美しいマホガニーが使われていました。 これは装飾を抑え、価格を抑えたモデルだそうですが、シックな感じが逆に高級感を醸し出しているようにさえ感じられました。 終了後、トップ材やサイドバック材の考え方など、いろいろなお話が聞けてとても勉強になりました。 ソロギターでのマホガニーということでは、最有力の一本になるかもしれません。 音のバランス、演奏性、芸術性が揃った、本当に素晴らしいギターでした。 5.SEAGULL 塩崎雅亮 (愛媛県) 巨匠、塩崎さんです。 今回のギターは、1938年のMartin D-18を31/32サイズで作ったものでした。 この31/32サイズですが、身長180cmの人が持つドレッドノートを身長174cmの人が持った場合の比率に換算したサイズだそうです。 つまり、大きくて弾きにくいドレッドノートを日本人サイズに作ったギターというわけですね。 ブレーシングも、オリジナルのサイズを忠実に縮小しているんだそうです。 また、スケールはショートスケールよりも短いサイズだそうですが、弦のテンションが下がらないように調整しているそうです。 トップは赤蝦夷松、サイドバックはマホガニー。 音はマーティンですね(笑) ⑥SUGI CRAFT 杉田健司 (富山県) 仕様がとにかくマニアックで、正直、記憶しきれませんでした(笑) 詳しくはフェスで確認して頂くとして、、、 サイズはだいたいトリプルオーくらいだそうです。 トップがジャーマンスプルースに、サイドバックがホンジュラスローズウッド。 ネックの塗装や、カッタウェイ、装飾などなど、こだわりが入りまくってますね。 音の分離、粒立ち、素晴らしかったです。 とても独創的なギターで、手工ギターマニアから愛されているのも納得です。 そして、いよいよ明日は本編のフェスですね!