そのため、湿気を吸えば膨張するし、乾燥すれば収縮します。
自然の摂理ですね。
ですので、高温多湿になるこれからの季節は注意が必要になってきます。
湿度計を使って、毎日の湿度変化をチェックしないといけませんね。
とはいうものの、実は冬場ほどの怖さはないんですよね。
冬場だと、材の割れなど、致命的な損傷がありえます。
でも、夏場では、弦やペグのサビ、ブレーシングやブリッジのはがれなど、リペア可能なものが多いんですよね。
でも、夏場では、弦やペグのサビ、ブレーシングやブリッジのはがれなど、リペア可能なものが多いんですよね。
それだけに、過剰に神経質になったり、根拠のない対策にお金をかけることは避けたいところです。
で、私の湿度対策ですが、考え方は至ってシンプルです。
ギターは弾いている時間と、保管している時間では、圧倒的に保管している時間の方が長いですよね。
ですので、極論を言えば、保管場所さえ間違えなければ、大きなトラブルには繋がらないと考えています。
具体的には、カビや腐食の原因となりやすい湿気の多い場所や、風通しの悪い場所は避けるべきですね。
逆に風通しが良くても、直射日光の当たる場所や、温度変化の大きい窓の近くも避けた方がいいです。
などと、これらは常識的なことだと思いますが、見落としがちなのは「エアコンからの直風」ではないでしょうか。
人間を例にして考えるとわかりやすいですが、直風が合ったると体が冷え、乾燥し、体調不良や肌荒れを引き起こします。
これが木であれば、当然のことながら、変化・変形しやすくなりますよね。
でも、日本の住宅事情を感あげると、風通しが良くて、湿気もたまらず、エアコンの直風が当たらない場所というのはなかなか難しいですよね。
というところで、私が取り組んでいる方法について、ご紹介していきたいと思います。