スキップしてメイン コンテンツに移動

何度目の正直でしょうか

「D-18GE(2004年)」と「000-18GE(2006年)」

今度こそは真剣にアコギを練習するぞ!

と心に決めたことは
今まで数え切れないほど。
そして、気がつけば人生の折り返し地点も目前に。。。

まだ、本気だしてないだけ。
なんて、悠長なことも言っていられない年頃になってしまいました。

2014年


今年こそは、本気でアコギをはじめる年にしたいと思います。
今回は、アコギが上手になりたいというだけではなく

生涯の趣味として

アコギに取り組んでいきたいと考えています。

ですので、

一人でひたすら練習をするだけではなく、
アコギを通してたくさんの方々と交流し、

人生をより豊かなものにしていきたい

そう考えています。
そんな、私のブログの特徴ですが、、、

  • とにかく「お気楽」にやっていきたい
  • フォーク世代ではなく「アンプラグド」からアコースティックの世界に足を踏み入れた世代であること
  • アコギの「」だけにはこだわっていきたい

このブログを通して、私のアコギ生活を紹介していくとともに、
皆さんとの交流を深めていけたらと思っています。

よろしくお願い致します。

Popular Posts

ショートスケールのアコギについて考える その③

ロングスケールのD-18GE(2004年)とショートスケールのOOO-18GE(2006年) 今回はショートスケールのデメリットについて、考えてみたいと思います。 ※過去記事はこちら ↓↓↓ 「 ショートスケールのアコギについて考える その① 」 「 ショートスケールのアコギについて考える その② 」 私が尊敬する中川イサト師匠、岸部眞明氏などなど。 ギターインストの世界では、変則チューニングを使われる方が多いですよね。 ギターは、チューニングを変えることで、演奏しやすくしたり、独創的な響きを作り出すことができる楽器ですので、その特性を活用しているわけですね。 でも、私にはそれが厳しかったりします。 なぜならば、これがショートスケールのデメリットだからです。 変則チューニングは、スタンダードチューニングから音階を落とした設定が基本になります。 というのも、ギターはスタンダードチューニングを前提に設計されているので、音階を上げるとテンションがきつくなって弦が切れたり、ギターに負荷がかかってしまうからです。 そのため、弦を緩めた時に、演奏できるだけのテンションを保てるのかが、変則チューニングでは重要になります。 変則チューニングにした場合、弦のテンションが強いロングスケールであれば問題はありませんが、ショートスケールだとテンションを保てない場合があります。 テンションを保てないと、弦の鳴りが弱くなりますし、チューニングも不安定になります。 定番のダドガド(DADGAD)やオープンG(DGDGBD)くらいであれば影響はないと思いますが、それ以上、チューニングを落とす場合は、厳しい場合もあります。 たった13ミリのスケールの違いで、響きや演奏性まで変わってくるからアコギは面白いのですが、、逆にそれだけシビアな世界ということでもあります。 個人的には、ショートスケールはメリットが多いと思っていますが、当然のことながらデメリットもあるわけで、アコギを選ぶ際には、その点に注意して頂きたいと思います。

伝説のブルースマンたちのギター。

伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソン。このギターはカラマズーか? 伝説のブルースマンたちは、 どのようなギターを使っていたのでしょうか。 ブルースという音楽そのものが、 100 年以上の歴史があるわけで、 使われる多楽器も多種多様、 変わり続けています。 そう言った中で、 どれかひとつの楽器であったり、 ひとつのメーカーだけで、 このブルースという音楽を 代表させようという 考え方は、 どうしても無理があると思うのです。 でも、 アコースティックブルースに話を限定すると、 ギブソン=ブルースというイメージが 世の中的には強いのではないでしょうか。 これは間違いなく ロバート・ジョンソンの影響だと思うのです。 悪魔に魂を売り渡した、 とかはどうでもいい逸話ですが、 残されたギブソン L-1 を抱えた写真が あまりにもインパクトが強すぎるのです。 しかも、 ギブソンを抱えている写真が 残されているだけであり、 実際にレコーディングやライブで 使われていた楽器のデータが 残されているわけでもないのに。 ギブソンの 「Blues King」 なんて いかにもな ネーミングのギターも ありますけど、 ちょっとメーカーの イメージ戦略に煽られすぎな気も します。 では、 その他の伝説的なブルースマン達は どのようなギターを使っていたのでしょうか。 私の敬愛する ブラインド・ブレイク、 ブラインド・レモン・ジェファーソン、 ウィリー・マクテルなどは、 オスカー・シュミットが製造していた Stella というギターを使っていたと言われます。 (もちろん、こちらも諸説ありですが) その理由は、 安くて丈夫で 金物屋でも買えたという 身近さにあったようです。 言い方を変えると、 黒人のブルースマンたちでは、 マーティンやギブソンを買うことが 出来なかった ということでもあります。 おそらくこれは、 当時の人種差別や、 経済的な格差による影響が 大きかったからだろうと。 結果としてステラの音色が ブルースに適していたのは事実ですが、 どうしてもこの音色が欲しかったから ステラを選んだ訳ではなさそうだと 言うことかと。 で、このステラですが、 戦前のオリジナル・ステラと言われるもと、 戦後のものにわけられます。 戦後のステラは、 ハーモニー社に買収されてしまい、 全く別の楽器になってし

ネック材としてのマホガニーを考える。

ネックはプレイヤーにとって最も重要な演奏性に関わる部分です。そのため、最高のフィーリングを作り出すために、細かな調整ができるよう、製作者にとって加工しやすい素材である必要がありました。それに加えネック材には、軽さ、弾力性、剛性といった特性が求められるため、それらの特性を備えるマホガニーは、最良のネック材として扱われてきたのです。 それが2005年頃のことでした。Martin社のネックの表記が「Genuine Mahogany」から「Select Hardwood」に変更されてしまったのです。エントリークラスのモデルだけならばまだしも、Style 40系やAuthentic Seriesといった上位モデルでさえも変更されてしまったので、正直、驚かされました。もしかすると、それ以前にもマホガニー以外の素材が使われていた可能性もありますが。 ちょうどよい年代のアコギがありますので、比較してみましょう。画像左が「D-18GE(2004年製)」、右が表記が変更された後に販売された「000-18GE(2006年製)」です。木目から判断して、両方ともマホガニーネックですね。ただ、トリプルオーは、塗装が厚く、写真だとわかりにくいかもしれませんが、実物ではうっすらとマホガニー特有の黒い導管が確認できます。そのため「Select Hardwood」だからと言って、マホガニーが使われなくなったというわけではないのです。 これは人から聞いた話ですが、Martinでは「Select Hardwood」として、マホガニーや、その代替材として期待されているサペリ、クラシックギターなどでも使われているスパニッシュシダー(セドロ)を使用しているそうです。私がマホガニー以外で見たことがあるのは、スパニッシュシダーのネックで、明るめの色合いと木目から、それとなく判断できるものでした。一応、試奏はしてみましたが、音色の違いまでは感じられませんでした。 というのも、音だけの観点であれば、ネック材よりも、トップやサイドバックの個体差の方が影響は大きいですし、ネックに限定した場合でも、多くのルシアーが重要なのはネックの種類よりも密度だと言っていますからね。ですので「音」よりも「モノ」としてどこまでマホガニーにこだわるのかということになりますね。

マホガニー図鑑「YAMAHA 赤ラベル」 その①

「YAMAHA FG-180(1968年製)」 第二回にして、早くも番外編的なギターを取り上げてみたいと思います。 マホガニーの合板が使われた、国産初のアコースティックギター「YAMAHA FGシリーズ」こと、 通称「赤ラベル」です 。 ジャパンビンテージ と言われ、人気の高い赤ラベル(FG-180、FG-150)ですが、私はとても懐疑的でした。 現在もテリーズテリーで活躍されている方々が作られた単板のギターと言われればわからなくもないです。 でも、 サイドバックだけではなく、トップにまで合板が使われたギターから、ビンテージサウンドが出るわけがないと思っていたんです 。 そもそもこの 赤ラベルには、構造的な欠陥がある と考えていました。 それは ネックの仕込み角度に起因する弦高の高さ です。 当時は、コードストローク中心のプレイスタイルだったこともあり、弦高が高くても問題はないと考えられていたのかもしれません。 それでも、現代の水準では高すぎると思うし、それが経年変化することでネックが起き、さらに弦高が上がってしまった個体が多いんですよね。 その対応策として、サドルを削って弦高を下げるわけです。 でも、それによって弦のテンションが下がり、音質に悪い影響が出てしまうんです。 よく見かける赤ラベルは、このような状態のものばかりで、どれを弾いてもイマイチに感じられて、赤ラベルのビンテージサウンドなんてありえないと考えていたんです。 このFG-180と出会うまでは。 <関連記事> マホガニー図鑑「YAMAHA 赤ラベル」その① マホガニー図鑑「YAMAHA 赤ラベル」その② マホガニー図鑑「YAMAHA 赤ラベル」その③

キース・リチャーズ(Keith Richards)の使用ギター:「Gibson HummingbirdとCollings OM2H」

  昨年(2021年)、チャーリー・ワッツが亡くなってしまいましたね。遂にローリング・ストーンズが終わる日が来るのかと心配していましたが、名手ステーヴ・ジョーダンを代役としてツアーを継続していました。 それどころか、今年(2022年)に入ってからも「SIXTY TOUR」としてヨーロッパ各国で精力的にライブを行っていました。現時点で、ミック・ジャガー79歳、キース・リチャーズ78歳ですからね、もはや超人の域ですね。 今回は、そんなキースが使っているギターの話題となります。 キースのアコギいうと、やはり「Gibson Hummingbird」ですよね。 ネイティブ・アメリカンの中で「愛と美と幸せのシンボル」と言われるハチドリ(Humming Bird)をピックガードにあしらったこのハミングバード。当時のキースの風貌も合わせて、ロックギタリストが持つアコギとしては最高峰のカッコ良さですよね。 このハミングバードですが、それまでの「J-45」のようなラウンド・ショルダー型から、更なる音量を求めて開発されたスクエア・ショルダー型が採用されています。ボディ容積をより大きくすることで、より大きな音を目指したと言われていますね。 でも、実際にハミングバードを弾いてみると、「J-45」と比べて音量が大きいと言うよりは、ハミングバード特有のジャキジャキした癖の強さが感じられてしまうので、いまいちスクエア・ショルダーにした狙いがわからなかったりするんですよね。 ただ、このジャキジャキ感が、かき鳴らし系ギタリストにはぴったりはまる感じで、多くの愛好家のいる名器とされていたりもします。仕様はさておき、結果論としてこの狙ったのか、狙ってないのかわからない独特なサウンドというのがギブソンの魅力のひとつですかね。 「マホガニーのすすめ」ということでは、サイドバック材にマホガニーが使われているハミングバードの紹介で十分だとは思うのですが、今年のツアーではコリングスのOM2Hを使っていることで話題になっているんですよね。ちょうど前回の記事でOM2HTを紹介したこともあり、合わせて紹介しておきたいなと思います。 キースの使用しているギターは、トップ材がシトカスプルース、サイドバックがインディアン・ローズウッドのOM2Hをベースに、ネックからヘッド部分にかけてアイボロイド・バインディングが施された特別仕