Sakata Guitars D-28Mの記載を発見! 工房でちょっと話題になったのですが、押尾コータローさんの「10th Anniversary BEST」で坂田ギターが使われているそうですね。しかもそれは、名曲「風の詩」でだそうです。家に帰ってから調べてみると、ブックレットにもスコアにも記載がありましたね。 以前から、透明感のある美しい音色だなと思っていたんですが、まさか、坂田ギターが使われていたとは。使われたのは、 トップにムーンスプルースが使われた「D-28M」だそうです。激鳴りする坂田ギターを完璧コントロールして、これほどまでに抑制された音色を出せるなんて、押尾さんのテクニックって本当に凄いなと思いました。 ちなみに、ムーンスプルースですが、ヨーロピアンスプルースを特定の季節と月齢のタイミングで伐採し、自然乾燥させたものだそうです。これは「植物が持つ水分は、月の満ち欠けの影響を受ける」という考え方に基づいているようです。つまり、キーワードは「乾燥」で、もっとも木材を乾燥させやすいタイミングで伐採して、さらに時間をかけて自然乾燥させるわけですね。音への影響は諸説あるようですが、興味深い話ですよね。
マーティンのアコースティックギターの話題を中心に、マホガニーの魅力について語るブログです。