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ハンドクラフトギターフェス 2014に行ってきました(前編)。

現代の名工によるハンドクラフトギター&ウクレレの展示会。 今年で10周年を迎えたそうですね。 MartinやGibsonであれば、日本全国の楽器屋さんで試奏できますが、国産のルシアーものとなると、なかなか触れる機会がないですよね。 というわけで、思いっきり試奏してきましたよ(笑) 今回は、SUMI工房、エム・シオザキ弦楽器工房、Sakata Guitars、スギタケンジ、Collings、Furch(フォルヒ)の計18本を試奏してきました。 これだけの国産ハンドメイドギターをまとめて試せる機会はなかなかありませんからね。 本当に勉強になりました。 その中でも「SUMI工房」の作りの良さには驚かされました。 若いマホガニーであれだけの音がだせるとは。 また会場内では展示会の他にも、ライブが同時開催されていました。 私は打田十紀夫先生や、クラシックギターの掛布雅弥氏、そして松井祐貴氏の演奏を見てきました。 打田先生のライブでは、いつものシグネイチャーモデル「Morris SC-16U」、スライド用のリゾネーターに加え、ハンドクラフトフェスということもあり、ホンジュラスマホガニーのYokoyama Guitars、メイプルのシオザキギターの4本構えでした。 画像は塩崎ギターですが、ビンテージマーティンのような甘いトーンが心地良かったですね。 ライブに試奏にと一日遊べてたったの1,300円。 私的にはとても満足できたイベントでした。 ※続編はこちら「 ハンドクラフトギターフェズ 2014に行ってきました(後編)。 」

近年モノのアディロンを考える(ゴールデンエラのススメ)。

アディロントップの「D-18GE(2004年」、「OOO-18GE(2006年)」 最近、トップ材に希少材と言われる 「アディロンダック・スプルース」 を使用したアコギを頻繁に見かけるようになりました。 このアディロンですが、、、 その軽くて強い特性から、かつては飛行機の部材として使われていたそうです。 そのため、第二次大戦での戦況の拡大に伴い、乱伐され枯渇してしまったんですね。 その後、長い間、希少材とされてきましたが、植林による効果でしょうか。 アコギ材として一般に流通できるまで、環境が回復したようですね。 そのため、マーティンのアディロントップを手に入れるには、 「1946年以前のビンテージ」 を入手するしか方法がありませんでした。 それだけに、新品でもアディロンを入手できるようになったことは、ありがたい話ですよね。 若いアディロンには、ビンテージほどの味わい深さはないかもしれませんが、それでも十分にアディロンの魅力を堪能できると思います。 そんなアディロンの魅力を知る上で、オススメしたいのが、 この「 ゴールデン・エラ・シリーズ 」です。 マホガニーに限定した話をすると、、、 1999年のドレッドノートの「D-18GE」にはじまり、2003~2005年にはオーケストラモデルの「OM-18GE」、2006~2013年にはオーディトリアムの「OOO-18GE」が発売されています。 1995年にも「D-18 Golden Era」といったモデルが発売されましたが、これはGuitars Of The Monthとして製作されたもので、トップにシトカスプルースが使用された別モノです。 このゴールデン・エラ・シリーズですが、面白いもので、仕様上は黄金期の再現を目指しているのですが、 音作りは極めて現代的 なんですよね。 「 タイトで力強い低音に、アディロン・マホならではの主張のある中高音 」が特徴です。 また、アディロントップに加え、 フォワードシフテッドスキャロップドXブレイシング ですので、レスポンスが良く、軽く爪弾いただけでもめちゃくちゃ鳴ります。 ですので、フィンガースタイルには最適ですね。 ストロークでは、むしろ、鳴りすぎるくらいかもし...

マホガニーに合うトップ材を考える。

アディロンダックスプルースの木目 アコギの音はトップ材で決まると言われます。 それだけに、、、 マホガニーの魅力を最大限に引き出すことのできる トップ材を選びたい ですね。 毎度のことですが、マーティンのStyle 18を例にして考えてみたいと思います。 Style 18は、サイドバックにマホガニー、トップにスプルースの組み合わせです。 トップ材には、1945年までがアディロンダックスプルース、それ以降はシトカスプルースが使われています。 音の傾向としては、、、 シトカはスッキリとした端正な音色 、 アディロンは太くて艶のある音色 が特徴になります。 ここで代表的なトップ材の比重をチェックしてみましょう。 アディロン(0.32~0.35) イングルマン(0.32~0.35) レッドシーダー(0.36~0.40) シトカ(0.41~0.45) ジャーマン(0.41~0.45) シトカに比べ、アディロンは軽いんですね。 この軽さが「 レスポンスや鳴りの良さ 」に繋がっているのでしょう。 つまり、、、 マホガニーの特徴のひとつであるレスポンスの良さを伸ばす組み合わせが「 アディロン・マホ 」なわけですね。 また、マホガニーの柔らかさの中に、アディロンの腰の強さや艶のある音色を加えることで、絶妙なサウンドが作られるわけです。 ちなみに、見方を変えると、、、 重い素材を鳴らすには、強い力が必要ですので、ハカランダやローズウッドのような音響特性の優れた素材の方が向いているわけですね。 そういえば、ジャーマンスプルースとマホガニーの組み合わせって見かけないですよね。 などと、アディロン好きな私ではありますが、シトカスプルースとの組み合わせも十分に魅力的だと考えています。 特に 「ビンテージの枯れたシトカの音色」 は堪らないものがあります。 ただ、シトカのビンテージも、決して安くはないですし、コンディションの良いものになかなか巡り合えないですからね。 とりあえず、音の良いマホガニーに触れてみたいのであれば、近年モノのアディロンをオススメしたいと思います。

チェコ製の仕上げ用ヤスリを購入しました

とあるクラシックギター奏者を参考にして、 私もきめの細かい ガラスヤスリ を購入してみました。 これはチェコ製のものらしいのですが、 実際に使ってみたところ、驚きの効果がありました。 軽く削っただけでも、「 爪の表面が滑らか 」に、 「 きめ細やかになったことがわかる程 」です。 スチール弦では微妙かもしれませんが、 ガット弦では、確かに音が変わるかもしれません。 また、表面がざらついた状態でスチール弦を弾くと、 爪がもろくなり、割れやすくなっていたように感じていましたが、 ギターを弾く前にこのガラスヤスリで整えてやれば、 爪の割れを回避できそうな気がします 。 こればかりは、しばらく使ってみないとわかりませんけどね。 日々のお手入れの大切さを痛感させられている今日この頃でした。

マーティン・ヴィンテージギター・ガイド

昨年、、、 Style 40系モデルを特集したムック本が発売されましたが、その続編がでましたね。 今回は、アコギのスタンダードとも言える「 Style 20系 」です。 個人的には、40系よりも種類が多く掲載されていましたし、頑張れば購入できそうな価格帯のものもあるので、今回の方が楽しめました。 特に、0-28、1-28、2-20といった、「 小さいモデルの特集 」がとても良かったです。小さいモデルのまとまった記事は少ないので、貴重ですよね。 このような小さなアコギは、「 パーラーギター 」などと呼ばれるのですが、ヨーロピアンテイスト溢れるレトロなデザインは、芸術の域に達していますね。本当に美しいです。 私も1800年代のものを何本か試奏したことがありますが、小さなボディから飛び出す「 可憐な響き 」が堪らないんですよね。 その中でも気になったのが、、、 誌面で紹介されていた1850年代の「2-27」だけで録音したという小倉博和さんの「Spring Comes」というアルバムです。 この「2-27」は、マーティンⅠ世によって作成された とのことですが、160年も昔に作られたMartinは、どんな音で鳴り、そして録音されているのでしょうか。 記事はコチラ ↓↓↓ 「 1852年製の「Martin 2-27」の音色を味わう 」 続編は、マホガニーのStyle 18になることを期待しています!

打田十紀夫&ステファン・グロスマンのライブに行ってきました。

南澤先生の「ソロ・ギター」に感化されてはじめたこのブログですが、 私が心の師と仰いでいるのは、実は「 打田十紀夫 」さんなのです。 残念ながら、塾生ではないし、お会いしたいこともないのですが、 あのオヤジギャグもプロレスネタも含め、尊敬しています。 当然のことながら、難しすぎて演奏できない 打田先生の教則本やDVDもほとんど持っています。 そんな打田先生のライブに行ってきたというお話です。 昨年リリースされたアルバム「Between Two World」のツアーで、 ステファン・グロスマン氏との共演が見どころなのですが、 この日はゲストとして、大久保初夏さんが参加されていました。 ブルースあり、ラグタイムあり、笑いありの楽しい3時間を 過ごすことができました。 やはり、ホンジュラスマホガニーを使用した打田十紀夫モデル 「SC-123U」が気になりましたね(画像左)。 ジャイアント馬場さんの誕生日1月23日にちなんだというネーミングですが、 気になったのはもちろんそこではありません。 若いマホガニーらしい、軽やかでみずみずしい音色が印象的でした。 中低音が主張しておらず、カントリーブルースやラグタイムにあっていました。 透明感のある中高音域を活かしたギターソロは美しかったです。 ちなみに画面右はYokoyama Guitarsですね。 一方、ステファン氏は、トレードマークとも言えるフランクリンでしたね。 ローズウッドのモデルで、モデル名まではわからなかったのですが、 幅が広いジャンボモデルで、これもまた深くてダークで良い音色がしていました。

ソロギターのしらべ「スタジオジブリ作品集」

自分でも意外だったのですが、 「 ソロ・ギターのしらべ スタジオジブリ作品集 」 にはまっています。 ジブリ映画では、 ポップス、クラシック、ジャズ、童謡、民謡など、 様々なジャンルの音楽が使われていますよね。 それらをどのようにソロ・ギターアレンジするのかと 思っていたのですが、どの楽曲も素晴らしい出来栄えで、 あまりの完成度の高さに驚かされてしまいました。 この楽譜では、 「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」といった 幻想的な世界観を描いたもの、 「となりのトトロ」や「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」 といった日本的な旋律をテーマにしたもの、 「紅の豚」や「ハウルの動く城」での 古き良き映画音楽的なものなど、 バラエティーに富んだ選曲となっていますので、 この一冊を弾いているだけでもなかなか飽きません。 個人的には、「魔女の宅急便」がお気に入りだったりします。 また、映画に使われた音楽ということもあるんですかね。 演奏している時に、映像をイメージしやすいことも 楽しく練習できる理由かもしれません。 ジブリ作品にはあまり興味のなかった私ではありますが、 この楽譜の影響で、久しぶりに映画が見たいな という気持ちにさせられました。 本当に良い楽譜ですね。