最後に少しだけ1960年代後半のギブソンに触れておきたいと思います。 生音で弾くと鳴りが弱く感じられる1960年代後半のナローネック仕様のギブソンではありますが、むしろそれが逆に録音に向いていて、実用的ではないかと私は考えています。 とは言え、戦前モノや1950年代モノと比べると、アコースティックギターの性能としてどうしても見劣りしてしまう感は否めませんよね(勝ち負けではないのですが) 1960年代後半であれば金額的にもギブソンヴィンテージの中では安く済ませられると思いつつも、もうちょい推しポイントがあればいいのになと思う方もいるはず。 そこで、私からの提案です。日本が世界に誇るゴトーのペグが標準搭載されたギブソンはいかがでしょうか。 ギブソンというとビジュアル的にも三連のクルーソンペグに限るという人もいらっしゃるとは思いますが、最初から信頼のゴトーのペグがついているなんて、プレイヤー視点では魅力的だと思いませんか? 1967年前後のJ-45やスモールボディのギターなどで見られる仕様ですが、個人的にはなかなかレアな印象です。 肝心の音色ですが、軽いクルーソン三連と比べて質量があることからか、ギブソン的な音の暴れは減り、多少お行儀が良くなる印象です。 画像は友人のJ-45(1967年製)ですが、この時期は塗装も変わっていて、チェリーサンバーストが退色せずに綺麗に残っているのも魅力と考えています。 ギブソンは音が大きければ良い、鳴れば鳴るほどいい、というだけでもないと思うので、いつかギブソンを持ちたいと思っている方は1960年代後半のギブソンもちゃんと個性があるので視野に入れていいんじゃないかなと思っています。
年明けから、信じられないくらいの忙しさで、すっかり更新できないでいました。 懲りずに、Best Buyシリーズを続けますが、今回は「Strymon PCH」の使いこなし方について話していこうと思います。 まずはイレギュラーなオーディオ用途としての使い方から。 前回の記事で「楽器用として設計された機材ならではの使いにくさ」があると書きましたが、、、 それは、『PCH』へのインプットが、標準プラグ(ストレートケーブル、シールド用というとわかりやすいですかね)ということが理由です。 つまり、オーディオ機器と繋ごうとすると、一般的に使われているアンバランス接続のRCAやバランス接続のXLRでは接続できないということです。 じゃあどうやって繋げるのかと言うと、何らかの変換コネクタを使うか、RCAとフォノケーブルが組み合わさったものが必要になります。 画像は私はネットショップでオーダーしたものになります。リンクは こちら まぁ、そんなに難しい話ではないのですが、ちょっと面倒ですよね。 でも、この点だけ気をつければもうスタジオコンソール品質のヘッドホンアンプを自由に使えるわけです。 十分使えると思いませんか? と、今まではオーディオ用途としてのイレギュラーな使い方のご紹介でしたが、本来の楽器用途として使う場合、どのように使うのがいいのかにも触れておきましょう。 これはズバリ「流行りのアンプシミュレータと繋ぐべし」です。 例えば人気のUniversal AudioのUAFXシリーズを例に挙げてみましょう。 Fender Deluxe Reverbを再現したDream '65や、Vox AC30を再現したRuby '63、マーシャルのプレキシサウンドを再現したLion '68、最近だとダンブルサウンドを再現したEnigmatic '82など人気の製品がいろいろ出ていますよね。 でも、唯一の欠点と言われているのがヘッドホン端子がないことだと言われていました。 せっかくアンプシミュレータで、ラインレベルで音が出力できるのに、そのままではヘッドホンでモニタリングできない。 コンソールやミキサーを別途用意すれば使えるけど、それも面倒だし、お金がかかって大変だなぁと。 また、アンプシミュレータにヘッドホン端子が付いていたとしても、オマケみたいなプアなものだっ...