今回は私がクラプトン・モデルを手放した理由について深掘りしたいと思います。 理由①どうしても弾きにくかった 前回の記事とは矛盾しますが、当時の私にはどうしてもこのVシェイプが合わなかったんですよね。 今になってみれば技術面の問題が大きかったと思えるのですが、やはり弾いていて楽しいと思えるかどうかは弾きやすさが肝心ですからね。 また後で知ることになるのですが、この弾きにくさというのがネックシェイプだけではなく、このギターに不具合が発生していたことにも原因があったんですよね。。。 ②コードストロークでの和音のまとまりが悪かった 当時はソロギターなんて小難しい演奏はしていなかったこともあり、歌伴に合うギターを買っておけばよかったなとずっと後悔してたんですよね。 音が分離しすぎず、自然にコードがまとまってくれるイメージです。 ちょうどその頃、友人の付き合いで都内の楽器店をギブソンを試奏して回っていたこともあり、ギブソン買っておけば良かったなと。 この流れがマホガニーのギター探しにつながるわけです。 ③そもそも、シグネチャーモデルが嫌だった 実はこれが最大の理由かもしれません笑 私はかなりコアなクラプトン愛好家ではあるのですが、指板に書かれた「Eric Clapton」のサインが嫌だったんですよね。 これがあるから良いと言われる方もいらっしゃるとは思いますが、コアなファンを自称する私としては、なんだかミーハーな感じがしてちょっと嫌だったんですよね。 などなど、いろいろクラプトン・モデルに対して悩みを抱えていたわけですが、意外なきっかけで事態は進展します。 そのきっかけは黒澤楽器さんでの「無料楽器診断」でした。 友人に誘われて、コンディションを確認してもらうだけのつもりで、自分のギターを持っていったんですよね。 ついでに弦高とか調整してもらえたら良いな、くらいの軽いノリでした。 ところが診断してもらったところ、軽度ではあったのですが、ネックの元起きが発生していたことが判明! ネックの元起きとは、ネックのジョイント部分がボディ側に起き上がってしまう症状で、マーティンギターではよくある事象です。 元起きになると、高音部の音が詰まったり、ピッチ(音程)が狂ったり、弦高が高くなったりします。 それにより、サドルを下げても弦高を低くすることができなくなり、弦を押さえるのに力が...
このクラプトンモデル特有のVネックの形状が苦手という人は結構いらっしゃる気がします。 私もこのギターを購入した当時はそう感じましたし、ぶっちゃけ、それがこのギターを手放した理由のひとつでもあります。 また、昨今では標準サイズになりつつありますが、少し幅広の44.5mmのナット幅に慣れていないと尚更キツく感じるんですよね。 でも経験を重ねるうちに見えてきたことがあるんですよね。それは、、、 このVシェイプには意味があるのだということです。 それは色々なギターを弾いてきたからというよりは、色々な曲を演奏できるようになったことで気付くことができたのかもしれません。 例えばクラシックギターの世界では、私たちよりも手の小さい女性でも、もっと広いナット幅のギターで軽々と難易度の高い演奏をしています。 つまり、クラシックギターのプレイスタイルでは、もっと手が小さくても、もっとネックが太くても問題なく演奏することがでるわけです。 むしろナット幅が広い方が、他の弦に指が触れてしまうリスクを軽減できるなど、メリットの方が大きいのだと思います。 何を言いたいかというと、このクラプトン・モデルは、今までウェスタングリップでコードストロークを中心に弾いてきた方が、そのままのプレイスタイルで使うべきギターではないということです。 ウェスタングリップはせずに、左手親指をVシェイプの頂点に置いて演奏をしてみてください。 最初は弾きにくく感じるとは思いますが、慣れてくると左手の各指の独立性を高まってくることが感じられると思います。 それがわかってくると話が早いのですが、要は左手に高い独立性が求められるような演奏に適したギターなのだということです。 また、こう考えることはできないでしょうか。 このネックシェイプとナット幅は、ウェスタングリップがやりにくいサイズなのではなく、ぎりぎりウェスタングリップでもプレイできるサイズに設計されている、と。 ウェスタングリップがやりにくいけど、我慢して使ってくださいね、ということなのだと。 フィンガースタイルに重きを置いたギターであることが理解できれば、ウェスタングリップも含め十分に万能機として使うことのできるギターと言えると思いますよ。 これがクラプトンモデルに対する私の評価です。 次回はではなぜ、このクラプトンモデルを手放したのかについて、深掘りして...