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【Martin D-18GE③】過去30本の所有ギターを振り返る。当時の私が欠点と考えた鳴り(音量&低音)について

  今回はD-18GEの最大の魅力でもあり、当時の私が欠点と考えた鳴り(音量&低音)について深掘りしたいと思います。 ますは音量について。 アコースティックギターという楽器は、兎にも角にも『鳴り』というものを重視する傾向が強いように感じています。 「この個体は激鳴り」みたいな表現が最大の褒め言葉になったり、お店のセールストークとして使われているようにも感じます。 ※似た表現として「倍音が多い」というのも近いものがありますが、それはまた別の機会にでも。 もちろん、鳴らないギターよりは鳴るギターの方がいいのはわかりますよ。 でも、音楽を演奏する、表現するための楽器を選ぶのであれば、用途や目的に合った鳴り方が求められるのではないでしょうか。 そういった時にこの激鳴りのD-18GEをどう使いこなしていくのか、これが最初の判断基準になります。 ここでのポイントとしては、良く鳴ることが全ての人が求めているものとは限らないという点です。この激鳴りを使う局面があるのか、過剰ではないのかということです。 続いて低音について。 アコースティックギターは音色の構成要素として一般的に思われているよりも低音域が重要な楽器だったりします。 だから低音がしっかりしているギターを弾くと満足度が高いんですよね。ローズウッドとマホガニー、ドレッドノートとトリプルオーサイズなどを引き比べると体感しやすいかと。 そういったこともあり、高音域の単音だけではとても非力な音に感じられてしまうのもギターの宿命といえます。 例えるならば、ドラムもベースもない状態で単音だけでリードギターを弾き続けることをイメージしてもらえばいいかと。ちょっと音的に寂しいですよね。 だからソロギターやブルーグラスでは、低音から高音までを満遍なく使うことで、音楽を成立させているんですよね。 そのせいで、とんでもなく演奏の難易度が上がってしまうのですが。。。 大きすぎる低音は迫力や弾き手の満足度を高める一方で、録音したりバンド全体のバランスとして見た場合にはマイナスの影響が出る場合もあります。 大きすぎる低音によって高音域や倍音が埋もれてしまったり、ベースと帯域が被ることでスカスカな音(具体的にはピッキングした時のアタック音)しか聞こえなくなってしまったり。 この辺りのバランスがとても難しいのがギターという楽器なんですよね。単体と...
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【Martin D-18GE②】過去30本の所有ギターを振り返る。当時初心者だった私が問題視した、あまり語られることのないD-18GEの懸念点について

  このMartin D-18GE、私がこのブログをはじめるきっかけとなった一本ではあるのですが、実はマホガニー図鑑として紹介してないんですよね。 この『図鑑』の企画は、私が自信を持っておすすめできる一本を紹介するというものなので、D-18GEは紹介されてしかるべき名器ではあるんですが。 でも当時の私はまだ紹介すべきではないと考えたんですよね。 それは『あまりにもパワーがありすぎる点』と、当時の私のピッキングでは『制御の難しいギター』だったためです。 もうD-28はいらない、なんて言われる方もいるくらい音量と低音が出るD-18GEなのですが、逆にコードストロークやブルーグラス的な使い方以外では低音過多になってしまいました。 特に指向性のあるマイクで録音すると、とにかく低音が目立ってしまい、バランスが悪く感じられました。 当時の私は、弾いた時の感覚も大事だけど、録音した時の聞こえ方も重要だと考えていたので、その辺がまだ自信をもっておすすめできないと考えたわけです。 もちろん、弾いている体感的には間違いなくいい音なので満足度は高いですよ。でも、当時の私はうまく弾きこなせるようになったら紹介しようと考えたんですよね。 うーん、当時、初心者だった割には、深い判断をしていたなと我ながら思います笑 でもそうなる前に他のギターとの出会いがあり、結局手放すことになってしまったんですけどね。 それは友人所有のOM-18GEと、後に購入することになる000-18GEとの出会いなのですが。 そのあたりはおいおい語るとして、次回は、D-18GEの魅力でもあり、当時の私は欠点とも捉えた鳴り(低音&音量)について深掘りしたいと思います。

【Martin D-18GE①】過去30本の所有ギターを振り返る。アディロンダックスプルースとの衝撃的な出会い!

  手放したギターを振り返るシリーズの第二弾は、Martin D-18GEです。 前回のおさらいになりますが、当時、Martin 000-28ECを愛用していたわけですが、ひょんなことからこのD-18GEと出会い、衝動買いしてしまったんですよね。 それまで使っていた000-28ECも良いギターだったのですが、あのVシェイプのネックと元起きによる不具合により、とにかく弾きにくくて。。。 また当時はフィンガースタイルではなく、弾き語りを中心に演奏していたので、素直にギブソン買っておけばよかったなとずっと後悔していたんですよね。 そこに現れたのがこの『Martin D-18GE』でした。 当時の私の知識・経験値だと、マーティンといえばD-28でしょというのもあったので、サイドバックにマホガニーが使われているD-18は想定外だったんですよね。 で、そのお店にたまたま中古があったのと、友人のススメでD-18GEが評判いいよと聞かされたこともあり、とりあえず試奏してみたわけです。 それほど期待するわけでもなくいつものコードストロークをした瞬間、 私に衝撃が走ります。 『なんだこの鳴りは』と。 購入後に 色々調べて学ぶことになるのですが、どうやらゴールデンエラシリーズで使われているアディロンダック・スプールとマホガニーの組み合わせがとにかく『神』レベルの組み合わせだったわけですね。 とにかく弾き手に感じられるあの満足感(幸福感)が凄まじいものがあり、 当時の私は本当に衝撃を受けてしまい、これだけで参ってしまったわけです。 今にして思えば、それまで愛用していたのがクラプトン・モデルのトリプルオー・サイズだったこともあり、ドレッドノートとのボディサイズの違いもあって余計に差を感じてしまったこともあるのですが。 さらには、クラプトンのアンプラグド風の指引きをしても、十分に使える反応の良さ。 これは基音がしっかりしていて、短音だけでも成立しうる説得力のある音だからですね。 それでいて、マホガニーらしい和音のまとまり感もあって弾き語りにも合うと感じました。 これは買うしかないと即決して、000-28ECを下取りに出して持ち帰ることになったわけです。 今でも良いギターだと思うD-18GEではありますが、その後色々あって手放すことになります。 またこのギターに関しては、記念すべき私の初...

【Martin 000-28EC③】過去30本の所有ギターを振り返る。クラプトンモデルを手放した理由を深掘りする

  今回は私がクラプトン・モデルを手放した理由について深掘りしたいと思います。 理由①どうしても弾きにくかった 前回の記事とは矛盾しますが、当時の私にはどうしてもこのVシェイプが合わなかったんですよね。 今になってみれば技術面の問題が大きかったと思えるのですが、やはり弾いていて楽しいと思えるかどうかは弾きやすさが肝心ですからね。 また後で知ることになるのですが、この弾きにくさというのがネックシェイプだけではなく、このギターに不具合が発生していたことにも原因があったんですよね。。。 ②コードストロークでの和音のまとまりが悪かった 当時はソロギターなんて小難しい演奏はしていなかったこともあり、歌伴に合うギターを買っておけばよかったなとずっと後悔してたんですよね。 音が分離しすぎず、自然にコードがまとまってくれるイメージです。 ちょうどその頃、友人の付き合いで都内の楽器店をギブソンを試奏して回っていたこともあり、ギブソン買っておけば良かったなと。 この流れがマホガニーのギター探しにつながるわけです。 ③そもそも、シグネチャーモデルが嫌だった 実はこれが最大の理由かもしれません笑 私はかなりコアなクラプトン愛好家ではあるのですが、指板に書かれた「Eric Clapton」のサインが嫌だったんですよね。 これがあるから良いと言われる方もいらっしゃるとは思いますが、コアなファンを自称する私としては、なんだかミーハーな感じがしてちょっと嫌だったんですよね。 などなど、いろいろクラプトン・モデルに対して悩みを抱えていたわけですが、意外なきっかけで事態は進展します。 そのきっかけは黒澤楽器さんでの「無料楽器診断」でした。 友人に誘われて、コンディションを確認してもらうだけのつもりで、自分のギターを持っていったんですよね。 ついでに弦高とか調整してもらえたら良いな、くらいの軽いノリでした。 ところが診断してもらったところ、軽度ではあったのですが、ネックの元起きが発生していたことが判明! ネックの元起きとは、ネックのジョイント部分がボディ側に起き上がってしまう症状で、マーティンギターではよくある事象です。 元起きになると、高音部の音が詰まったり、ピッチ(音程)が狂ったり、弦高が高くなったりします。 それにより、サドルを下げても弦高を低くすることができなくなり、弦を押さえるのに力が...